トップQs
タイムライン
チャット
視点
ディストリクト線
ロンドン地下鉄の路線 ウィキペディアから
Remove ads
ディストリクト線 (ディストリクトせん、英語: District Line) はロンドン地下鉄の路線の一つである。地下鉄路線図の案内上では緑色に着色されている。全長64kmで60の駅があり、うち25の駅が地下駅である。



表層から浅い部分を走る路線で、ロンドンの中心部の地下を通過する。一年で約1億7287万9000人もの乗客が利用し、ロンドン地下鉄の路線の中では最も利用客の多い路線、ロンドンの交通ネットワーク全体では4番目に利用客の多い路線である。
Remove ads
歴史
ディストリクト線は長い歴史をもつ。この路線はメトロポリタン・ディストリクト鉄道 (MDR) によって建設され、1868年に開業した。後にMDRはチャールズ・ヤーキスというアメリカ人に購入され、1930年代に国有化されるまでの間、地下鉄グループの一部を構成した。
ディストリクト線はアックスブリッジ駅とハウンズロウ・ウェスト駅までの間についても支線を有していたが、これらは両方とも現在はピカデリー線に組み込まれている。
東方面の路線は1910年6月1日から、エセックスの海沿いの街であるサウスエンド・オン・シーまで運転するようになる。1911年にはその先のen:Shoeburynessまで延伸され、1939年9月30日まで運行された。また、1883年3月1日から1885年9月30日の間は、イーリング・ブロードウェイ駅からグレート・ウェスタン本線に直通運転し、ウィンザーまで運転されていた。
路線と駅一覧
要約
視点
路線
- リッチモンド支線
- リッチモンド駅~ターナム・グリーン駅
- この支線にはロンドン・オーバーグラウンドの列車も運行している。
- リッチモンド支線とイーリング支線はターナム・グリーン駅の西で合流する。
- イーリング支線
- イーリング・ブロードウェイ駅~ターナム・グリーン駅~アールズ・コート駅
- ウィンブルドン支線
- ウィンブルドン駅~アールズ・コート駅
- ウィンブルドン支線はアールズ・コート駅の西で本線に合流する。
- ケンジントン(オリンピア)支線
- ケンジントン(オリンピア)駅~アールズ・コート駅
- ケンジントン(オリンピア支線)の列車はアールズ・コート駅の西で本線に合流する。通常この支線の列車はエッジウェア・ロード支線の方へ運行される。
- 本線
- エッジウェア・ロード支線
- アールズ・コート駅~ハイ・ストリート・ケンジントン駅~エッジウェア・ロード駅
- アールズ・コートの西で本線から分岐する。サークル線と線路を共有。
路線図

駅一覧
上を西側、下を東側として表記する。
廃止
- サウス・アクトン支線およびサウス・アクトン駅(アクトン・タウン駅から東方向へ分岐、1駅のみの支線)
- マーク・レーン駅(キャノン・ストリート駅~タワーヒル駅間)
- タワー・オブ・ロンドン駅(タワーヒル駅がある場所と同じ場所)
- セント・メアリーズ駅(アルドゲイト・イースト駅~ホワイトチャペル駅間)
Remove ads
車両
ディストリクト線では全列車がS7形で運転されており、サークル線及びハマースミス&シティ線と共通運用となっている。かつてはD78形及びC69・C77形が用いられていたが、それぞれ2017年と2014年に全廃された。ハイ・ストリート・ケンジントン駅からエッジウェア・ロード駅までの間の駅はプラットホームの有効長が短いため、最後部の車両でドアカットが行われる。
現在の運行系統
日中時間帯のディストリクト線の運行系統は以下の通り。なお、本数は1時間あたりのもの。
- 6本 イーリング・ブロードウェイ駅 - タワーヒル駅
- 6本 リッチモンド駅 - アップミンスター駅
- 6本 ウィンブルドン駅 - アップミンスター駅
- 6本 ウィンブルドン駅 - エッジウェア・ロード駅
- 3本 ケンジントン(オリンピア)駅 - ハイ・ストリート・ケンジントン駅
他の利用可能路線
c2c(ナショナル・レールのひとつ)もまた、アップミンスター駅、バーキング駅、ウェストハム駅、フェンチャーチ・ストリート駅(タワーヒル駅に至近)の間を結んでいる。オイスターカードならばc2cのルートも利用可能である。また、サウスウェスト・トレインズはウィンブルドン支線のイースト・プットニー駅とウィンブルドン駅の間に、本来走行する線路に工事か問題があった際に列車を走らせることがある(ただし中間駅を通過する)。
フィクションにおける登場
BBCの連続テレビドラマ『Eastenders』に登場する架空の駅であるウォルフォード・イースト駅(Walford East station)はディストリクト線にあることになっている。撮影ではブロムリー・バイ・ボウ駅(Bromley-by-Bow station)が用いられている。
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads