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ディヴェルティメント
明るく軽妙で楽しい器楽曲 ウィキペディアから
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ディヴェルティメント(伊: divertimento)は、18世紀中頃に現れた器楽組曲である。語源はイタリア語の「divertire(楽しませる、愉快にさせる)」に持ち、明るく軽妙で楽しく、深刻さや暗い雰囲気は避けた曲風である。フランス語ではディヴェルティスマン(divertissement)。日本語では嬉遊曲(喜遊曲、きゆうきょく)とも訳される。
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貴族の食卓・娯楽・社交・祝賀などの場で演奏され、楽器編成は特に指定はなく、三重奏、四重奏、弦楽合奏、管楽合奏、小規模のオーケストラなど様々である。また形式・楽章数ともに自由である。演奏の目的を同じとするセレナーデと似ているが、セレナーデが屋外での演奏用であるのに対し、ディヴェルティメントは室内での演奏用だとされる。
18世紀にハイドンやモーツァルトらによって多くの作品が書かれ、19世紀にはいったん廃れたが、20世紀に復活し、バルトークらによって作品が残されている。
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ディヴェルティメントの例
- シューベルト:ハンガリー風ディヴェルティメント(3楽章、1824年、ピアノ連弾)
- フェルナンド・ソル:6つのディヴェルティメントOp.1、Op.2(ギター)
- ルーセル:ディヴェルティスマン(単一楽章、1906年)
- イベール:室内管弦楽のためのディヴェルティスマン(6楽章、1930年)
- ストラヴィンスキー:『妖精の接吻』からのディヴェルティメント(6楽章、1934年/1949年改訂)
- バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント(3楽章、1936年)
- パーシケッティ:吹奏楽のためのディヴェルティメント(6楽章、1951年)
- バーンスタイン:管弦楽のためのディヴェルティメント(8楽章、1980年)
- ギーゼキング:クラリネットと弦楽四重奏のためのディヴェルティメント(年代不明)
- 鈴木輝昭:ディヴェルティメント(チェロ合奏のための)(2011年)
- ヴェースピ:ディヴェルティメント(2011年)
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