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トロピカル・ハウス

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トロピカル・ハウス英語: Tropical housetrop houseとも[1])とは、ディープ・ハウスのサブジャンルのひとつで[2][3]ダンスホールレゲエバレアリック・ビート英語版の要素を含むもののこと[4]。このジャンルに関わりの深いアーティストは、トゥモローランド (音楽イベント)などのイベントで注目されることで知られる[5]。このジャンルはトーマス・ジャック英語版カイゴ(ノルウェー)、マトマ(ノルウェー)、ロスト・フリクエンシーズ(ベルギー), Seeb英語版、クリンガンデ(Klingande)らによって知られるようになった。

トロピカル・ハウスの語は、もともとオーストラリアの音楽プロデューサーであるトーマス・ジャックの冗談だったが、注目を集めるようになった[2]。「trouse」はデジタルシンセサイザーを用いたプログレッシブ・ハウスのビートとトランスを組み合わせたジャンルであり、トロピカル・ハウスとは混同しないよう注意が必要である[6]

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歴史

2000年代の中盤から後半にかけて、ボブ・サンクラーやイヴ・ラロック(Yves Larock)がトロピカル・ハウスの特徴を持つトラックを国際的にヒットさせた。2012年、ユニコーン・キッド(Unicorn Kid)がトロピカル・ハウスの前身となる「トロピカル・レイヴ」を創り上げた。しかし、トロピカル・ハウスがダンスミュージックで流行となるのは、2013年にクラングカルッセル(Klangkarussell)の"Sun Don't Shine"や、カイゴやロビン・シュルツ(Robin Schulz)といった音楽プロデューサーの出現がきっかけであった。2014年から2015年にかけては、ロスト・フリクエンシーズフェリックス・ジェーン英語版アレックス・アデア英語版、サム・フェルド(Sam Feldt)、バケルマット(Bakermat)、Faul & Wad Ad英語版らがトロピカル・ハウスでヒットを発表した[1][7]

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特徴

トロピカル・ハウスはディープ・ハウスのサブジャンルである。そもそもディープ・ハウスはハウスミュージックのサブジャンルなので、トロピカル・ハウスにも、シンセサイザー4つ打ちのドラムパターンなど、ハウスミュージックの特徴がみられる[1]。トロピカルハウスは、非常にダークなサウンドになりがちなディープハウスとは一線を画し、より高揚感がありリラックスできるサウンドが特徴である。[8]トロピカル・ハウスはおよそ110から115 BPMと、ディープ・ハウスよりも少し遅い。また、スティールパンマリンバギターサクソフォーンパンパイプなどの熱帯の楽器の音がよく使われたり、ジャマイカの音楽であるen:Dembowのリズムパターンが使われたりする[1][4][7]

主アーティスト

主な曲

関連項目

(脚注8のオリジナル英文: Tropical house differentiates itself from deep house, which can often have a very dark sound, whereas tropical house can be described as having a more uplifting and relaxing sound. )

出典

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