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ト長調(トちょうちょう)は、西洋音楽における調のひとつで、ト (G) 音を主音とする長調である。調号はシャープ1箇所 (F) である。
赤マスは一般に臨時記号により表される。
コードネーム | G | Am | Bm | C | D | Em | F♯m-5 | GM7 | Am7 | Bm7 | CM7 | D7 | Em7 | F♯m7-5 | D9 |
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第9音 | E | ||||||||||||||
第7音 | F♯ | G | A | B | C | D | E | C | |||||||
第5音 | D | E | F♯ | G | A | B | C | D | E | F♯ | G | A | B | C | A |
第3音 | B | C | D | E | F♯ | G | A | B | C | D | E | F♯ | G | A | F♯ |
根音 | G | A | B | C | D | E | F♯ | G | A | B | C | D | E | F♯ | D |
和音記号 | I | II | III | IV | V | VI | VII | I7 | II7 | III7 | IV7 | V7 | VI7 | VII7 | V9 |
和音は自然長音階で考えたもの。
その他のコードネームも実際の楽譜では異名同音的に変えられることがある。
シャルパンティエはこの調について「甘い喜ばしさを表す」と述べている。マッテゾンは「人を引きつける雄弁な性格を強く持ち、輝かしさも少なからずあり、真面目な表現にも、活気のある表現にもよく適している」と述べている。軽く、流れるような響きを持つとされ、そのことから小編成で室内楽的な曲が多く、大規模な作品はあまり書かれていない。
古典派時代、管弦楽においてオーボエは3点嬰ハと3点ニの響きが悪かったため、楽曲の第二主題にニ長調をもつこの調でのオーボエの書法は第1ヴァイオリンとユニゾンか二人一組で和音を奏する使い方が基本であった。
ト長調は、ヴァイオリンの最低弦の開放弦を主音としており、他の開放弦も音階に含まれるため、ヴァイオリン曲が多く書かれている。また第3弦にG線をはるチェロとヴィオラでは明るく響く力強い長調である。
ト音記号の場合であるが、譜面を上下逆にしても主和音は同一に記載される。こうした絵画図表的な特徴を捉えて、モーツァルトがヴァイオリン二重奏曲を残している。二人の奏者が一つの譜面を向かい合って読みながら演奏すると優雅な二重奏が奏でられる。
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