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ドニー・ニエテス

フィリピンのプロボクサー ウィキペディアから

ドニー・ニエテス
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ドニー・ニエテスDonnie Nietes1982年5月13日 - )は、フィリピンプロボクサー。元WBO世界ミニマム級王者。元WBO世界ライトフライ級王者。元IBF世界フライ級王者。元WBO世界スーパーフライ級王者。世界4階級制覇王者。愛称は「スネークマン」[1]。駆け出しの頃、オーナーが飼育するヘビの世話係だったことが由来[2]

概要 基本情報, 本名 ...
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来歴

要約
視点

ニエテスはもともとはALAジムのアシスタントとして勤務するという異色の経歴を持ち、アシスタントの実績が認められて2003年4月25日にフィリピンでプロデビューを果たす。2004年5月22日にはフィリピンPBFライトフライ級王座を獲得。ロシアをはじめ東欧圏を主戦場に全勝を重ね、2006年11月24日にはWBOアジア太平洋ミニマム級王座を獲得した。

同王座を2度防衛した後の2007年9月30日、ポンサワン・ポープラムックとWBO世界ミニマム級王座決定戦を行い、12回判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2009年9月12日、メキシコナヤリット州テピクのエル・パレンケ・デ・ラ・フェリアでWBO世界ミニマム級暫定王者のマヌエル・バルガスと団体内王座統一戦を行い、12回2-1の判定勝ちを収め王座統一に成功した(記録上は正規王座の3度目の防衛)[3]

2010年8月14日、メキシコシナロア州グアサベにてWBO世界ミニマム級11位のマリオ・ロドリゲスとWBO世界同級タイトルマッチを行い、12回3-0の判定勝ちを収め4度目の防衛に成功した[4]

2011年10月8日、WBO世界ライトフライ級王者ラモン・ガルシアとWBO世界同級タイトルマッチを行い、12回3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功、ミニマム級に続く2階級制覇を達成した。

2012年6月2日、パサイリゾート・ワールド・マニラでフェリペ・サルゲロとWBO世界ライトフライ級タイトルマッチを行い、12回3-0の判定勝ちを収め初防衛に成功した。

2013年3月2日、セブ市ウォーターフロント・セブシティ・ホテル・アンド・カジノにてWBO世界ミニマム級王者モイセス・フェンテスとWBO世界ライトフライ級タイトルマッチを行い、12回1-0の判定で引き分けとなるも2度目の防衛に成功した[5]

WBOからWBO世界ライトフライ級暫定王者のモイセス・フェンテスと団体内王座統一戦を義務付けられたがその後フェンテスとの再戦を確約し先に選択試合を行うことを許可された。

2013年11月30日、ケソンアラネタ・コロシアムにて元WBA世界ミニマム級暫定王者でWBO世界ライトフライ級14位のサミー・グティエレスとWBO世界同級タイトルマッチを行い、初回に2度ダウンを奪ってペースを握ると、3回にダウンを追加するとカウントアウトで試合終了。3回2分58秒KO勝ちを収め3度目の防衛に成功した[6]

2014年5月10日、パサイSMモール・オブ・アジア内にあるモール・オブ・アジア・アリーナでWBO世界ライトフライ級暫定王者モイセス・フェンテスと団体内王座統一戦を行い、9回2分56秒TKO勝ちを収め4度目の防衛に成功、フェンテスの暫定王座を吸収させたとともに王座統一を果たし、リングマガジン王座にも認定された[7]

2014年11月15日、セブ市のウォーターフロント・セブシティ・ホテル・アンド・カジノでWBO世界ライトフライ級5位のカルロス・ベラルデとWBO世界同級タイトルマッチを行い、7回終了TKO勝ちを収め5度目の防衛に成功した[8]

2015年3月28日、ケソンアラネタ・コロシアムでWBO世界ライトフライ級13位のヒルベルト・パーラとWBO世界同級タイトルマッチを行い、パーラが9回終了時に棄権した為、TKO勝ちを収め6度目の防衛に成功した[9]

2015年7月11日、セブ市のウォーターフロント・セブシティ・ホテル・アンド・カジノで元IBF・WBO世界ミニマム級統一王者でWBO世界ライトフライ級1位のフランシスコ・ロドリゲス・ジュニアとWBO世界同級タイトルマッチを行い、12回3-0(118-110、119-109、115-113)の判定勝ちを収め7度目の防衛に成功した[10]

2015年10月17日、念願のアメリカデビュー戦。カリフォルニア州カーソンスタブハブ・センターでWBO世界ライトフライ級8位のファン・アレホとWBO世界同級タイトルマッチを行い、12回3-0(120-108、119-109×2)の判定勝ちを収め、8度目の防衛に成功した。

2016年5月28日、バコロドのUSLSコロシアムでWBO世界ライトフライ級6位のラウル・ガルシアと対戦し、ガルシアが5回終了時棄権した為、TKO勝ちを収め9度目の防衛に成功した[11][12]

2016年8月9日、WBO世界ライトフライ級王座を返上した[13][14]

2016年9月24日、スタブハブ・センターで元WBC世界ライトフライ級王者のエドガル・ソーサとWBOインターコンチネンタルフライ級王座決定戦を行い、12回3-0(3者共120-108)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[15]

2017年4月29日、セブ市のウォーターフロント・セブシティ・ホテル・アンド・カジノでエクタワン・クルンテープトンブリとIBF世界フライ級王座決定戦を行い、12回3-0(117-111×2、115-113)の判定勝ちを収め3階級制覇を達成した[16][17]

2018年2月24日、カリフォルニア州イングルウッドザ・フォーラムで行われた「SUPER FLY2」で元世界2階級制覇王者でIBF世界フライ級1位のファン・カルロス・レベコとIBF世界フライ級タイトルマッチを行い、7回53秒KO勝ちを収め初防衛に成功した[18][19]。この試合でニエテスは4万ドル(約430万円)、レベコは3万ドル(約320万円)のファイトマネーを稼いだ[20]

2018年4月12日、IBF世界フライ級王座を返上した。

2018年5月3日、WBOはWBO世界フライ級1位のニエテスと同級2位のアストン・パルクテとWBO世界スーパーフライ級王座決定戦を行うように指令を出した[21]

2018年9月8日、カリフォルニア州のザ・フォーラムにてファン・フランシスコ・エストラーダVSフェリペ・オルクタの前座でアストン・パリクテとWBO世界スーパーフライ級王座決定戦を行い、12回引き分け判定となったため王座獲得に失敗、王座は空位のままとなった。

2018年12月31日、マカオのウィン・パレス・マカオで井岡一翔とWBO世界スーパーフライ級王座決定戦を行い、12回2-1の判定勝ちで王座獲得、4階級制覇に成功した[22][23]

2019年3月1日、WBO世界スーパーフライ級王座を返上した[24]

2020年8月18日、所属するフィリピンの名門ボクシングプロモーション「ALAジム」が、テレビ契約を交わしていたテレビ局のABS-CBNが放送免許を更新出来なかったことで、ABS-CBNでの試合中継放送が無くなったため、35年間続いていたプロモーションの閉鎖を決め、所属選手を全て契約解除とすることを発表した[25]

2020年10月2日、MTKグローバルおよびD4Gプロモーションと契約を交わしたことが発表された[26]

2021年4月3日、約2年3か月ぶりの試合をドバイにてパブロ・カリージョと対戦し、10回判定勝ちを収めた。

2021年10月、リチャード・シェイファーが設立した新興プロモート会社プロベラムと契約を交わした[27]

2022年7月13日、大田区総合体育館でWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔と再戦し、終始有効打、積極性において井岡に圧倒され18年振りの黒星となる12回0-3(108-120、110-118、111-117)の判定負けを喫し王座返り咲きに失敗、約3年7カ月ぶりの再戦で井岡に雪辱を許した[28]

2025年4月10日、フィリピン・メトロ・マニラ・パラニャケのエロルデ・スポーツセンターで、ミラー・アラポルミナとバンタム級6回戦を行い、6回3-0(59-55×3)判定勝ちを収めた。

2025年5月20日、後楽園ホールで日本スーパーバンタム級2位の池側純と対戦し、フルマークの判定負けを喫した[29]

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戦績

  • プロボクシング:53戦 44勝 (23KO) 3敗 6分
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獲得タイトル

  • フィリピンPBFライトフライ級王座[30]
  • WBOアジア太平洋ミニマム級王座
  • WBO世界ミニマム級王座(防衛4度=返上)
  • WBO世界ライトフライ級王座(防衛9度=返上)
  • リングマガジン世界ライトフライ級王座
  • WBOインターコンチネンタルフライ級王座
  • IBF世界フライ級王座(防衛1=返上)
  • WBO世界スーパーフライ級王座(防衛0=返上)

脚注

関連項目

外部リンク

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