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ドラマCD
音声のみのドラマが収録されたCD ウィキペディアから
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ドラマCDとは、ラジオドラマ(オーディオドラマ)の一種で、CDに音声のみのドラマを収録したものである。「CDドラマ」と題されることもある。
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概要
多くの場合、漫画、ゲーム、アニメなどを原作とする。「絵なしアニメ」などと形容されることもある[1]。しばしば原作となる作品のメディアミックスにおいて、作品世界を構築する要素として役割を果たす[1]。同じ作品のドラマCDでも原作となるメディアが違うことも多く、例えば、ゲーム版とアニメ版など設定の異なるドラマCDが並存することもある。
また、データをmp3を初めとした音声ファイルとして収録し、PCなどの対応機器で再生させるものもある。また、稀にこれらの音声ファイルをCDではなくDVDに収録した「ドラマDVD」もある。
特徴
一般の店頭販売のほか、ゲームの予約特典、アニメのDVDの初回限定版の特典、漫画や雑誌の付録などといった非売品も多い。
ドラマCDを製作した後にアニメ化される場合、担当声優がドラマCD版とアニメ版とでは異なっているケースが多い。配役はあくまで仮の声優であって、確約されたものではなくアニメ版で変えられることも少なくない。
シチュエーションCD / シチュエーションボイス
要約
視点
ドラマCDのうち、一人称視点で聞くものは「シチュエーションCD」と呼ばれる。担当声優は1人のものだけでなく、複数人のものも存在する。
またCD以外の形式のものはシチュエーションボイスと呼ばれている。
シチュエーションボイスの歴史
シチュエーションCDの登場
2001年10月に妹物のメディアミックス「シスター・プリンセス」からラジオ番組「シスター・プリンセス〜お兄ちゃんといっしょ」が登場し、その番組のコーナー「オリジナルストーリー お兄ちゃんといっしょ」で添い寝シチュエーションのラジオドラマが展開され、そのラジオドラマをボイスCDとしてまとめたものが2002年に「VOICE CD Sister Princess〜お兄ちゃん大好き♥〜」として発売された。
次いで2006年7月よりはおにいちゃんCDを初めとする妄想ボイスCDが登場し[2]、2008年1月よりはお姉ちゃんに命令されて眠れないCDを初めとする眠れないCDシリーズも登場した[3]。また女性向けシチュエーションCDもアスガルド(honeybeeレーベルやBlackButterflyレーベル)などにより提供されるようになった。
また2008年には携帯電話向けとしてシチュエーションボイスのオーダーメイドサービス『萌ごえっ!』が登場した[4]。
2010年6月にはコナミの恋愛シミュレーションゲーム『ラブプラス』シリーズより耳元シチュエーションCD『みみもと ラブプラス』が登場し[5]、それと同時にこのシミュレーションCDと限定ゲーム機をゲームソフト本体へと付属した『ラブプラス+プレミアムパック』も発売[6]、後者は2時間で完売するほどの人気となった[6][注 1]。
その後もコンシューマーゲームでは、2012年の『ルーンファクトリー4』の先着購入特典に『こっそり聴きたい添い寝CD』が付属し[7]、2013年の『超次元ゲイム ネプテューヌリバース1 ファミ通DXパック』に『冒険で○○されちゃうCD』が、その予約特典に『女神たちが添い寝してくれちゃうCD』が付属した[8]。
シチュエーション映像の登場
2009年にはプリマステアより筋トレシチュエーションのOVA『いっしょにとれーにんぐ』が登場し[9][10]、2010年にはその続編として睡眠シチュエーションのOVA『いっしょにすりーぴんぐ』が登場した[9]。
また同2010年4月にはシチュエーションCD『チューCD』の関連作として実写シチュエーションDVDの『チューDVD』が登場し[11]、同年10月には前述のシチュエーションCD『おにいちゃんCD』を実写化した『おにいちゃんDVD』も登場した[12]。
2015年から2016年にはテレビアニメからも筋トレシチュエーションのアニメ『あにトレ!EX』が登場した[9][13]。
シチュエーションボイス付きゲームの登場
スマートフォンアプリでは2011年にシチュエーションボイス付きトレーニングアプリの『ねんしょう!』が登場し[9][14]、2017年に無料化された[14]。
また、2016年には前述のアニメ『あにトレ!EX』を元にしたシチュエーションボイス付きトレーニングアプリ『あにトレ!EX ~いっしょにやろうよ!』も登場した[15]。
シチュエーションボイスVRの登場
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2017年には Gugenka より『Re:ゼロから始める異世界生活』のボイス付き膝枕/添寝シチュエーション体験VR『VRで〇〇と異世界生活』シリーズが登場した[16]。
2019年には同 Gugenka の VR/AR 向けデジタルフィギュアソフト『HoloModels』にボイス機能が追加され、それに向けたシチュエーションボイスなどが販売されるようになった[17]。
2020年にはスマートフォン向け3D美少女ゲーム『オルタナティブガールズ2』にボイス付き添い寝シチュエーションVR機能が追加された[18]。
キャラクターCD、イメージアルバム
ドラマCDに似た傾向を持つ商品として、キャラクターCD、イメージアルバムと題する物がある。それらには曲が収録されているのだが、中には曲だけでなくドラマが収録されている物もある。
歴史
小説・漫画を原作とするドラマ盤は、ラジオドラマ以前におけるSPレコードの時代から発売されていた。
1924年(大正13年)4月[19]、ニッポノホン(現:日本コロムビア)が『正チャンの冒険』を原作としたドラマレコード「お伽絵噺・正ちゃんの冒険(オホサカユキ)」を発売する[20]。
1930年代には当時非音楽盤も第2の主力としていた大日本雄辯會講談社のレコード部門であるキングレコードが、『のらくろ』や『冒険ダン吉』といった同社の人気漫画を原作としたドラマレコードをシリーズ化したうえで「漫画劇レコード」などと称して発売された。1951年からは同社(音羽グループのレコード会社)の子会社であり、これらの作品は、LPレコードやCDで復刻されたものもある。
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出典
脚注
関連項目
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