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ニケア教父とニケア後教父選集
英訳されたキリスト教教父の著作集 ウィキペディアから
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ニケア教父とニケア後教父選集(ニケアきょうふとニケアごきょうふせんしゅう、英語: Nicene and Post-Nicene Fathers) は、通常『ニケア教父選集』(ニケアきょうふせんしゅう、NPNF)として知られ、初期キリスト教の著作を英語に翻訳した書籍の集成である[1]。1886年から1900年の間に出版された。

『ニケア以前教父選集』(アンテニケア教父選集)がアンテニケア・クリスチャン・ライブラリー(ANCL)を使って制作されたのとは異なり、『ニケア教父とニケア後教父選集』は、T. & T. クラーク、クリスチャン文学社、その他のアメリカの編集者によってヨーロッパとアメリカで同時に印刷された。翻訳はオックスフォード運動ライブラリーの教父シリーズのために作られたものの主要な改訂版であった。T. & T. クラークは、いくつかの細かい点で品質が劣っていたとしても、ANCLのより安価なアメリカ版/改訂版の商業的成功に間違いないと確信していた。スイス生まれでドイツで教育を受けたフィリップ・シャフがNPNFの最初のシリーズの監督を委託された[2]。彼はイギリス人のヘンリー・ウェイスと第二シリーズで協力した[3]。
全巻には次のものが含まれる。
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ニケア教父とニケア後教父、第1シリーズ
アウグスティヌスの巻
- 第1巻 序論:聖アウグスティヌスの生涯と著作、告白、手紙
- 第2巻 神の国、キリスト教の教義
- 第3巻 三位一体論、教義論、道徳論
- 第4巻 反マニ教文書、反ドナティズム文書
- 第5巻 反ペラギウス派の著作
- 罪の功徳と赦し、そして幼児洗礼について(全3巻)。聖霊と文字について。自然と恩寵について、ペラギウスへの反論。正義における人間の完成について。ペラギウスの言行録について。キリストの恩寵と原罪についての論文。結婚と情欲について(全2巻)。魂とその起源について(全4巻)。ペラギウス派の二通の手紙に対する反論(全4巻)。恩寵と自由意志についての論文。叱責と恩寵についての論文。聖徒の予定論についての論文。聖徒の予定論の第二巻である堅忍の賜物についての論文。
- 第6巻 山上の説教、福音書の調和、福音書についての説教
- 主の山上の説教。福音書の調和。新約聖書の選集に基づく97の説教。
- 第7巻 ヨハネ福音書の説教、ヨハネ第一の手紙の説教、独白
- ヨハネ福音書論集(124編)。ヨハネ福音書第一の手紙に関する10の説教。独白集2冊。
- 第8巻 詩篇解説[4]
クリュソストモスの巻
- 第9巻 聖職について、修行論文、選集の説教と手紙、彫像に関する説教
- 司祭職に関する論考。転落後のテオドロスへの勧告。第一の手紙。第二の手紙。若い未亡人への手紙。聖イグナチオと聖バビラスに関する説教。弔辞。聖殉教者聖バビラスについて。謙遜な心について。洗礼志願生への指示。悪魔の力に関する三つの説教。マルキオン主義者とマニ教徒に対する反論。屋根から落ちた中風患者に関する説教。集会に出席しなかった人々へ。兄弟たちの誤謬を公表することに対する反論。貴族であり執政官であったエウトロピオスについて。エウトロピオスに関する二つの説教。自らを傷つけない者を傷つけることはできないという論考。オリンピアスへの手紙。カストゥス、ウァレリウス、ディオファントス、キュリアコスへの手紙。聖クリソストモスとコンスタンティノープル教会からローマ司教インノケンティウスへの書簡。彫像に関する説教。
- 第10巻 マタイによる福音書の説教
- 第11巻 使徒言行録とローマ人への手紙に関する説教
- 第12巻 コリント人への第一の手紙と第二の手紙の説教
- 第13巻 ガラテヤ人への手紙、エペソ人への手紙、ピリピ人への手紙、コロサイ人への手紙、テサロニケ人への手紙、テモテへの手紙、テトスへの手紙、ピレモンへの手紙に関する説教
- 第14巻 ヨハネによる福音書とヘブライ人への手紙に関する説教[4]
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ニケア教父とニケア後教父、第2シリーズ
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脚注
関連項目
外部リンク
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