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ハイイロシメジ
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ハイイロシメジ(灰色湿地[4]・灰色占地[5]、学名: Clitocybe nebularis)は、Clitocybaceae科[注 1]ハイイロシメジ属(旧カヤタケ属)の中型から大型のキノコである。毒キノコの一つ[6]。
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分布・生態
北半球に広く分布する[3]。落葉分解菌(腐生性)[5]。秋から初冬にかけて、各種林内の落葉が多く堆積した地上に散生、または群生する[4][5]。落葉には、キノコの本体にあたる白い菌糸体が見られる[5]。
形態
子実体は傘と柄からなる。傘の径は6–20センチメートル (cm) [3][5]。成熟するとほぼ平らに開くが、中央部がやや窪むことが多い[4]。傘表面は淡灰色、中央部は色が濃く、縁部はやや内側に巻き込む[4]。傘裏のヒダは、白色から淡いクリーム色で、密に配列し、柄に対して垂生する[4]。
柄は長さ3 - 6 cmで[5]、傘に対してやや短く、根元は大きく膨らみ、ずんぐりしている[4]。柄の表面は白色から淡灰色で、縦線がある[4]。肉はしまっていて加熱したニンニクのような匂いがある[4]。
食毒性
大きくて肉厚で食べ応えがある食感で、シメジのような香りがあり、味もよく良いダシが出るので、地方によっては珍重されるところもある[4][5]。しかし加熱不足による生に近い調理や、体質によって中毒を起こすので毒キノコとされ、安易に食用にすることは慎むべきである[4][5]。毒成分については不明とされる[4][7]。
食後数十分から24時間以内に、悪寒、嘔吐、下痢などの消化器系の中毒症状を示すが[5][7]、2 - 3日後には回復する[4]。
類似するキノコ
類似種にシロノハイイロシメジ(C. robusta)があり、本種よりも白みが強くニラの腐敗臭があるとされる[8]。2024年に新潟県の直売場で大黒シメジ(ホンシメジ)として誤って販売された事例がある[9]。
脚注
参考文献
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