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ハクチョウゲ

アカネ科ハクチョウゲ属の植物種 ウィキペディアから

ハクチョウゲ
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ハクチョウゲ(白丁花、六月雪、学名: Serissa japonica (Thunb.) Thunb., 1798; シノニム: Serissa foetida (L.f.) Poir. ex Lam., 1781[3][4])とは、アカネ科ハクチョウゲ属植物の一

概要 ハクチョウゲ, 分類(APG IV) ...
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ハクチョウゲの盆栽
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名称

ハクチョウゲという和名の由来は、その丁字型の白い花を付けるところから、白い丁字花という意味で名付けられている[5]。「白鳥花」と書かれる場合もあるが、この場合は白鳥とは関係がなく単なる当て字である[6]。中国名は「六月雪」[1]

分布

原産地は東南アジア日本沖縄中国台湾インドシナ半島タイに分布する[5]

形態・生態

常緑広葉樹の小低木[5]。樹高は0.5 - 1メートルほどで、よく枝分かれする[5]は揉むと悪臭を放つ[5]。花期は5 - 7月頃であるが[5]西日本の暖地では秋の気候の良い時期にも開花することがある。日本では、ふつう果実は出来ない[5]

緑葉の基本種で薄い藤色の一重花、緑葉で純白色の一重花、一般的な覆輪斑入りの物も、白花と藤色花の個体が散見される。また、白花個体の中から選抜されたポンポン咲きもあり、この品種カスミソウのように沢山花をつける。英国では 'Flore Pleno'、'Kyoto'、'Mount Fuji'、'Variegata'、'Variegata Pink' などといった園芸品種名の付けられた選抜個体がある。なお、日本国内の個体との相関関係は不明。紫色の花をつけるシチョウゲは、ハクチョウゲの近縁種である[5]

人間との関わり

強い刈り込みにもよく耐え、細かいが容易に分岐し、病虫害にも耐性があり、生垣庭木として利用されている[5]。また、造園での修景用緑化灌木盆栽園芸などで扱われる。挿し木繁殖させることが容易な部類に入る。刈り込み仕立てが普通だが、自然樹形仕立てにすることもある。

ハクチョウゲ属

ハクチョウゲ属Serissa)はキュー植物園が携わるデータベースである Govaerts (2019) によればハクチョウゲただ1種のみが認められているが、Govaerts がハクチョウゲのシノニムの一つとしているシナハクチョウゲ Serissa serissoides (DC.) Druce を独立した種と認める場合がある[7]

品種(園芸品種)

庭木や盆栽としてよく栽培されるので色々な品種が存在する。[8][9]

  • フイリハクチョウゲ -- 葉に模様が入る
  • ヤエハクチョウゲ -- 八重咲き種
  • フタエザキハクチョウゲ -- 花が二重
  • ダンチョウゲ -- 節が詰まり、葉が密に重なり合う

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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