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ハマヒナノウスツボ

ゴマノハグサ科の種 ウィキペディアから

ハマヒナノウスツボ
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ハマヒナノウスツボ(浜雛の臼壺、学名:Scrophularia grayanoidesシノニムScrophularia grayana var. grayanoides )は、ゴマノハグサ科ゴマノハグサ属多年草[3]

概要 ハマヒナノウスツボ, 分類(APG III) ...

かつて、エゾヒナノウスツボの変種とされていた[4]。エゾヒナノウスツボと同じく生育地は海岸の岩場と似るものの、草の全姿、草丈の大きさその他に違いがあり、現在はかつての分類上の基本種の変種ではなく、独立した種として認められている[1][3]

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特徴

かつて、基本種とされたエゾヒナノウスツボと比べ全体に小型。は細く、4稜があるがいちじるしくない。は対生して、短い葉柄があり、葉身は長さ5-10cm、幅2.5-8cmになる。葉の先端はとがり、縁には先のとがった鋸歯がある[3]

花期は7月。茎の先に分枝する円錐花序をつけ、をまばらにつける。花柄は細く腺毛がまばらに生える。花冠は小さく長さ5-7mmで、壺形で先は唇形になり、上唇は2裂し、下唇3裂し、下唇の中央裂片は反り返る。雄蕊は4個あって花冠下唇側につき、横に広い楕円形の葯の縁が裂けて花粉を出す。仮雄蕊が1個ある。雌蕊は1個で花柱は花外に伸び出す。果実は、長さ5-7mmの先のとがった三角状卵形の蒴果になり、胞間裂開する。種子は楕円形でごく小さい[3]

雌蕊先熟

雌蕊先熟で、花が開くと花柱が花の外に伸び、受粉して下垂する。この時、自花の葯から花粉は出ていない。その後雄蕊が伸びて葯の縁が裂け、花粉を出す。これによって同一の花からの受粉が避けられる[3][5]

分布と生育環境

日本固有種[6]。本州の岩手県中部から宮城県北部にかけて分布[3]し、海岸に生育する。

ギャラリー

脚注

参考文献

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