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ハリツルマサキ
ニシキギ科の植物の一種 ウィキペディアから
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ハリツルマサキ(針蔓正木、学名:Gymnosporia diversifolia)はニシキギ科ハリツルマサキ属の半つる性常緑低木。





別名:トゲマサキ、ハートツリー[3][4][5][6]。環境省レッドリスト 準絶滅危惧[7]、鹿児島県絶滅危惧II類[8]。
古い文献ではハリツルマサキ属をMaytenusとしているが[9][3]、本項ではYList[10]及び最近の図鑑類における表記に従い、G. diversifoliaを標準、M. diversifoliaをシノニムとした。
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特徴
高さ0.1–2m。幹や枝は匍匐することが多いが、幹が直立することもある。葉は倒卵形〜円形に近い楕円形、革質で長さ1–3cm、長枝に互生し、短枝に束生する。葉縁は鈍鋸歯縁で葉先は丸いか凹む。葉腋や枝先にはしばしば長く鋭い刺が付くことがある。花は径3–5mmの白色で単生または腋生の短い総状花序を形成し、春から秋に開花する。果実は長さ約6mmで赤く、軍配やハートに近い形状で、夏から冬に実る[9][3][4][11][12][6]。 同じ環境に生えるクロウメモドキ科のクロイゲに似るが、本種のほうが葉が厚く丸く、色は明るく、鋸歯が明瞭[4]。
分布と生育環境
大東諸島を除く[9]奄美群島〜先島諸島。国外は台湾、中国南部、ベトナム、マレーシア、フィリピン、タイに分布[12][5]。海岸のサンゴ礁石灰岩上や林縁に生育[3][4][11][6]。
利用
琉球では古くから庭園樹や盆栽に用いられてきた[9][3][4][11][12][6]。果実の形状から「ハートツリー」の名称で鉢植え品が市販流通[4]。
脚注
参考文献
外部リンク
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