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ハーフドーム

ヨセミテ国立公園内にある花崗岩ドーム ウィキペディアから

ハーフドーム
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ハーフドーム:Half Dome)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州マリポサ郡ヨセミテ国立公園内にある花崗岩ドームであり、ヨセミテ渓谷の東端に位置する。同渓谷を象徴する景観の一つであり、ハイキングやクライミングも盛んである。

概要 ハーフドーム, 標高 ...

地理

ハーフドームは、ヨセミテ渓谷に面する北西側が急峻に切り立っており、南東側は丸みを帯びている。半球を縦に割った様な形状から、ハーフドームという名前が付けられた。

ヨセミテ渓谷の底からの高さは5000フィート(1524メートル)近く、海抜は約8800フィート(2682メートル)である[2]

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グレイシャーポイントから望むヨセミテ渓谷。右にハーフドーム。

クライミング

1870年代半ばまで、ハーフドームは「絶対に登頂不可能 (perfectly inaccessible)」と言われていたが、1875年、ジョージ・アンダーソンが初めて南東側から登頂に成功した[2]

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ケーブル・ルートを登るハイカーたち。


現在、ハーフドームの登頂ルートにはいくつかあるが、最も一般的なのが、彼が切り開いたこのケーブル・ルートと呼ばれる約13.2キロメートルのコースである。その出発点は、ヨセミテ渓谷のハッピー・アイルから、約10キロメートルにわたるジョン・ミュアー・トレイルを上った所にある[3]。ケーブル・ルートの最後の約120メートルの上りは、鉄の杭を伝いながら、よじ登るコースである。多くの人が、滑り止めの手袋をはめて登っている。往復には10時間から12時間ほど(人によってはそれ以上)かかるため、夜明けころ出発し、常に帰りの時間に注意するよう推奨されている。年間数千人がこのルートから頂上に到達しており、週末や休日には多くのハイカーで混雑する[4]

そのほか、ハーフドームの切り立った北西壁を登るロッククライミングルートも、たくさんある[5]。ロイヤル・ロビンズが、1957年、北西面からの登頂に成功し、これは標準北西面 (Regular Northwest Face) コースと呼ばれている。アメリカで最初のグレードVIのコースである[6]

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ハーフドーム頂上から360度の眺望
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脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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