トップQs
タイムライン
チャット
視点

バイカリン

ウィキペディアから

バイカリン
Remove ads

バイカリンBaicalin)は、フラボノイド配糖体のひとつ。アグリコンはフラボンの骨格を持つバイカレインで、その7位にグルクロン酸が結合したグルクロニドである。

概要 バイカリン, 識別情報 ...
Remove ads

存在

ブルースカルキャップ(Scutellaria lateriflora)などのタツナミソウ属Scutellaria)植物のいくつかのに含まれている。マーシュスカルキャップ(Scutellaria galericulata)の葉には10 mg/gのバイカリンが含まれている[1]。また同属の中国の薬用植物コガネバナScutellaria baicalensis:Baicalinの語源)を乾燥させた生薬の黄芩の成分でもあり、漢方薬の小柴胡湯竜胆瀉肝湯にも有効成分として含有される。

生化学

プロリルエンドペプチダーゼ阻害剤であり[2]、膵癌細胞においてアポトーシスを誘導する[3]。また、大腸菌が産生するβ-グルクロニダーゼを阻害することも知られている[4]。他にも、抗酸化、抗炎症、抗腫瘍、抗アポトーシス、抗ウイルス、抗菌などの様々な作用が確認されている[5]

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads