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バイカリン
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バイカリン(Baicalin)は、フラボノイド配糖体のひとつ。アグリコンはフラボンの骨格を持つバイカレインで、その7位にグルクロン酸が結合したグルクロニドである。
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存在
ブルースカルキャップ(Scutellaria lateriflora)などのタツナミソウ属(Scutellaria)植物のいくつかの種に含まれている。マーシュスカルキャップ(Scutellaria galericulata)の葉には10 mg/gのバイカリンが含まれている[1]。また同属の中国の薬用植物コガネバナ(Scutellaria baicalensis:Baicalinの語源)を乾燥させた生薬の黄芩の成分でもあり、漢方薬の小柴胡湯や竜胆瀉肝湯にも有効成分として含有される。
生化学
プロリルエンドペプチダーゼ阻害剤であり[2]、膵癌細胞においてアポトーシスを誘導する[3]。また、大腸菌が産生するβ-グルクロニダーゼを阻害することも知られている[4]。他にも、抗酸化、抗炎症、抗腫瘍、抗アポトーシス、抗ウイルス、抗菌などの様々な作用が確認されている[5]。
脚注
外部リンク
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