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バークシャー伯爵

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バークシャー伯爵
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バークシャー伯爵(バークシャーはくしゃく。: Earl of Berkshire)は、イギリスの伯爵貴族イングランド貴族爵位。これまでに2度創設されており、現在はサフォーク伯爵ハワード家が保持する。

概要 バークシャー伯爵(第2期)Earl of Berkshire 兼 サフォーク伯爵, 創設時期 ...
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歴史

ノリス家(第1期)

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初代伯(第1期)フランシス・ノリス

ステュアート朝の廷臣フランシス・ノリス英語版は、1621年1月28日バークシャー伯爵 (Earl of Berkshire) 及びテイム子爵 (Viscount Thame)を授けられた[注釈 1][1][2][3]。この叙爵が第1期の創設であり、両爵位ともにイングランド貴族爵位である[2]。彼が自死を選ぶと、後に残された者は庶子フランシスのみであったことから、爵位はノリス男爵位を残してすべて廃絶した[2][3][4]

なお、ノリス男爵位は一人娘エリザベスに継承されたのち、アビンドン伯爵の従属爵位として現存している[2]

ハワード家(第2期)

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伯爵家の現邸宅であるチャールトン・パーク英語版

トマス・ハワード英語版ランカスター選挙区選出の庶民院議員を務めたのち、1621年頃にアンドーヴァー子爵 (Viscount Andover) 及びウィルトシャー州チャールトンの,チャールトンのハワード男爵 (Baron Howard of Charlton, of Charlton in the County of Wiltshire) に叙された[5][6][7]。彼はさらに1625年頃にバークシャー伯爵 (Earl of Berkshire) に昇叙したが、これが現在まで続く伯爵位叙爵にあたる[6][7][8]。一連の爵位はすべてイングランド貴族爵位である。彼ののちはその息子チャールズが爵位を相続した[6]

2代伯チャールズ はチャールズ1世戴冠式に際してバス勲章を授けられたほか、後年は寝室官長英語版を務めた[6]。しかし彼には子がなかったため、爵位は弟のトマス 、その又甥ヘンリーの順で継承された[6][9]

4代伯ヘンリーは副軍務伯を務めた廷臣であったが、1745年に遠縁の第10代サフォーク伯爵ヘンリー・ハワードが死去するとサフォーク伯爵を継承したため、これ以降の歴代バークシャー伯爵はサフォーク伯爵を兼ねることとなり、現在に至っている[6][7][10][11]。(→以降の歴史は、サフォーク伯爵を参照。)

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現当主の保有爵位

現当主である第15代バークシャー伯爵アレクサンダー・ハワードは以下の爵位を有する[注釈 2][11]

  • 第15代バークシャー伯爵(15th Earl of Berkshire)
    (1625/26年2月7日の勅許状によるイングランド貴族爵位)
  • 第22代サフォーク伯爵(22nd Earl of Suffolk)
    (1603年7月21日の勅許状によるイングランド貴族爵位)
  • 第15代アンドーヴァー子爵(15th Viscount Andover)
    (1621/22年1月23日の勅許状によるイングランド貴族爵位)
  • 第15代ウィルトシャー州チャールトンの,チャールトンのハワード男爵(15th Baron Howard of Charlton, of Charlton in the County of Wiltshire)
    (1621/22年1月23日の勅許状によるイングランド貴族爵位)

歴代伯爵一覧

バークシャー伯爵(第1期;1621年)

  • 初代バークシャー伯爵フランシス・ノリス英語版 (1579-1622)

バークシャー伯爵(第2期;1626年)

  • 初代バークシャー伯爵トマス・ハワード英語版 (1590–1669)
  • 第2代バークシャー伯爵チャールズ・ハワード英語版 (1615–1679)
  • 第3代バークシャー伯爵トマス・ハワード英語版 (1619–1706)
  • 第4代バークシャー伯爵ヘンリー・ボウズ・ハワード (1687–1757) (1745年にサフォーク伯爵継承)

以降の歴代当主は、サフォーク伯爵を参照。

脚注

関連項目

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