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ヒガンバナ科

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ヒガンバナ科
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ヒガンバナ科(ヒガンバナか、Amaryllidaceae)は、単子葉植物の1つ。

概要 ヒガンバナ科, 分類(APG III) ...

ヒガンバナ科は多くの分類体系(新エングラー体系APG植物分類体系など)で認められており、一般に使われる分類群名であるが、クロンキスト体系ではユリ科の中に含められている。

新エングラーではユリ目に含める。形態的にはユリ科に類似するが、新エングラーでは子房下位である点(ユリ科は子房上位または中位)で分けていた。

APGでは新エングラー体系のヒガンバナ科から数アルストロメリア属 Alstroemeria 等)を除いたものをキジカクシ目ヒガンバナ科としている。 さらに第3版(APG III)では、それをヒガンバナ亜科、新エングラーではユリ科に含まれていたネギ属及び近縁属(AGPIIではキジカクシ目ネギ科)をネギ亜科、 同じくユリ科のアガパンサス属(AGPIIではキジカクシ目アガパンサス科)をアガパンサス亜科とし、ヒガンバナ科に含めている。

ネギ亜科ネギ属の物は食用や薬用に用いられる有用植物が多くあるが、別属の物は大半が有毒であり外見がネギ属の物に似ることから取り違えなどによる中毒事故が後を絶たない。

有毒の物(スイセン、ヒガンバナ、イフェイオン、ゼフィランサス、ネリネなど)を畑などの周囲に植えることでモグラ避けとする利用もされている(モグラが毒を嫌って侵入しなくなるとされている)が、家庭菜園などでこれをやることにより取り違えによる事故を誘発する原因ともなっている。

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下位分類

要約
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本節では亜科ごとに種、属を掲載する。参考元は各亜科の英語版Wikiから。

アガパンサス亜科(Agapanthoideae

アガパンサス属のみから構成される南部アフリカに凡そ10種類が自生する品種群。かつてはアガパンサス科とされた。

ネギ亜科(Allioideae

APGⅡでは独立したネギ科とされた品種群。多くは硫化アリルを全草に含む為、臭気を放つ。ネギ、ニラ、タマネギなどの野菜やアリウム、ツルバキア、リューココリーネなどの花を観賞する種も含む。3連に分けられる。

ネギ連(Allieae

ギリエシア連( Gilliesieae

ツルバギア連(Tulbaghieae

ヒガンバナ亜科(Amaryllidoideae

ヒガンバナやネリネ、スノーフレーク、スノードロップなど美しい花を咲かせる種が多く、ガーデニングで多く利用される。全草にリコリンを含む有毒な種が多い。特にスイセンニラと誤食される。多くの連に細分化される。

ホンアマリリス連(Amaryllideae

キルタンサス連(Cyrtantheae

ハエマンサス連(Haemantheae

カロステンマ連(Calostemmateae

ヒガンバナ連(Lycorideae

スイレン連(Narcisseae

ガランサス連(Galantheae

パンクラチウム連(Pancratieae

グリフィニア連(Griffineae

ヒッペアストルム(アマリリス)連(Hippeastreae

ユーテフィリア連(Eustephieae

ユーチャリス連(ギボウシズイセン連)(Eucharideae

 ※ユーチャリス属ギボウシズイセン属)、ユークロシア属を統合した属。

ササガニユリ連(ヒメノカリス連)(Eustephieae

クリナンサス連(Clinantheae

属間交配種

  • アマクリナム属 × Amarcrinum ホンアマリリス属×ハマユウ属
  • アマリギア属 ×Amarygia ホンアマリリス属×ブルンスビギア属
  • アマリネ属 ×Amarine ホンアマリリス属×ネリネ属
  • ブルンスリコリ属 ×Brunslycori ブルンスビギア属✕ヒガンバナ属
  • ヒッペアスケリア ×Hippeaskelia (=× Hippeastrelia) アマリリス属✕ツバメズイセン属
  • ロドブランサス属 ×Rhodobranthus ロドフィアラ属×ハブランサス属
  • スプレカンサス属 ×Sprekanthus ツバメズイセン属×タマスダレ属
  • ゼフィブランサス属 ×Zephyranthes タマスダレ属×ハブランサス属
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画像

アガパンサス亜科

ネギ亜科

ヒガンバナ亜科

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外部リンク

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