トップQs
タイムライン
チャット
視点

ビス(トリメチルシリル)アミン

ウィキペディアから

ビス(トリメチルシリル)アミン
Remove ads

ビス(トリメチルシリル)アミン(Bis(trimethylsilyl)amine)または、1,1,1,3,3,3-ヘキサメチルジシラザン(hexamethyldisilazane、HMDS)は、アンモニアの水素2つがそれぞれトリメチルシリル基で置換された構造を持つ分子式 (CH3)3Si-NH-Si(CH3)3 の有機試薬である。無色透明の液体で、によってゆっくり加水分解を受ける。消防法に定める「第4類危険物 第1石油類」に該当する[2]

概要 ビス(トリメチルシリル)アミン, 識別情報 ...

ビス(トリメチルシリル)アミンの窒素原子上の脱プロトン化によってビス(トリメチルシリル)アミドとなり、これは求核性の低い強塩基として使われる。

Remove ads

有機化学

HMDSの用途のひとつに、縮合反応による複素環式化合物合成が挙げられる。キサンチン誘導体マイクロ波合成で得た例を下式に示す[3]Thumb

その他

フォトリソグラフィにおいて、HMDSはフォトレジストのための凝着の助触媒として用いられる。熱した基板の気相からHMDSを使用することによって最高の結果が得られる[4]

電子顕微鏡では、サンプルの調製の間、臨界点乾燥への代替として使うことができる[5]

脚注

関連項目

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads