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ビーシュム・サーヘニー

インドの作家 ウィキペディアから

ビーシュム・サーヘニー
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ビーシュム・サーヘニーヒンディー語: भीष्म साहनी ) は、インドヒンディー語作家( 1915年8月8日-2003年7月11日 )。

概要 ビーシュム・サーヘニーभीष्म साहनी, 誕生 ...

生涯

イギリス領インド時代のパンジャーブ地方ラーワルピンディーに生まれる。1937年にラホールのガヴァメント・カレッジで文学修士課程を修了する。1947年のインド・パキスタン分離独立後は、カシミールで暮らしていた父母妻子とムンバイへ移住し、インド人民演劇協会の活動に参加したのちにデリーへ移住する。

1957年から63年にかけてはソビエト連邦で生活。1958年にパンジャーブ大学でPh.Dを取得し、ヒンディー語雑誌「新短編小説」の編集、デリー大学デリー・カレッジの英文学教授、全インド進歩主義作家協会会長などをつとめる。大学では英文学を教えつつヒンディー語で創作を続けた。ヒンディー語の他にパンジャーブ語ウルドゥー語にも堪能だった。俳優バルラージ・サーヘニーは兄にあたり、ビーシュム自身も俳優としていくつかの映画に出演した。

作品

インド・パキスタン分離独立前の動乱を題材とした『タマス』(1974年)を発表し、サーヒトヤ・アカデミー賞  (Sahitya Akademi Award) を受賞する。この小説は後に同名の『タマス』 (Tamas (film)) として映画化もされた。小説や戯曲、児童文学のほか、兄バルラージの評伝も書いている。

日本語訳著作

  • 『タマス』 田中敏雄訳、大同生命国際文化基金、1991年。
  • 『私の兄バルラージ』 田中敏雄・鈴木美和訳、大同生命国際文化基金、2002年。 - 著作目録を掲載

短編

  • 「鶏の丸焼き」(『現代ヒンディー短編選集』収録) 村上敏男訳、大同生命国際文化基金、1999年。

出典

  • 田中敏雄『タマス』解説
  • 鈴木美和『私の兄バルラージ』解説

脚注

関連項目

外部リンク

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