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ピアソン記号

W・B・ピアソンが考案した結晶構造の表記法 ウィキペディアから

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ピアソン記号(ピアソンきごう、: Pearson symbol)とは、結晶学において結晶構造を示す表記法のひとつであり、W・B・ピアソンによって開発された[1]。ピアソン記号は2つの文字とそれに続く数字からなる。例えば、ダイヤモンドの構造は cF8 、ルチルの構造は tP6 と記す。

イタリック体で表される2つの文字はブラベー格子を示し、それに続く数字は単位格子中の原子の数を示す(IUPAC無機化合物命名法2005年勧告英語版[2]

ブラベー格子

ピアソン記号の2つの文字は以下の表の結晶系および格子系を示す[3][4]

結晶系
a三斜晶
m単斜晶
o直方晶
t正方晶
h六方晶および菱面体晶
c立方晶
格子系
C底心格子
F面心格子
I体心格子
R菱面格子
P単純格子

ブラベー格子は14種類に分類され、先頭2文字によって識別する。

さらに見る 結晶系, 格子系 ...

ピアソン記号と空間群

ピアソン記号は結晶構造の空間群を一意に決定するものではなく、例えば塩化ナトリウム(空間群 Fm3m)とダイアモンド(空間群 Fd3m)はピアソン記号は同じ cF8 だが空間群は同一ではない。

出典

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