ファゴピリン

ファゴピリン (Fagopyrin) は、天然のソバに含まれる物質である^[1]。ヒペリシンの類縁体で、ナフトジアントロン骨格を含み、光過敏症の原因物質となる。生合成経路はヒペリシンとほぼ同じと考えられ、プロトファゴピリンの光環化により生成される^[2]。

Fagopyrin
IUPAC名 1,3,4,6,8,13-hexahydroxy-10,11-dimethyl-2,5-di(piperidin-2-yl)fenantro[1,10,9,8-opqra]peryleen-7,14-dion
識別情報
3D model (JSmol)	Interactive image
PubChem CID	5488537
CompTox Dashboard (EPA)	DTXSID40993184
SMILES O=C1C2=C(C3=C(O)C(C4CCCCN4)=C2O)C(C5=C6C(C)=CC(O)=C15)=C7C (C3=C(O)C(C8NCCCC8)=C9O)=C9C(C%10=C7C6=C(C)C=C%10O)=O
特性
化学式	C40H34N2O8
モル質量	670.71 g mol−1
精密質量	670.231515 u
外観	赤色色素
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。