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フェイスリフト (アルバム)
アリス・イン・チェインズのアルバム ウィキペディアから
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『フェイスリフト』(Facelift)は、アリス・イン・チェインズが1990年に発表した初のスタジオ・アルバム。グランジというジャンルでは初の大ヒット・アルバムとして評価されている[7]。
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背景
バンドは1989年にコロムビア・レコードとの契約を得て、本作のレコーディングに着手した[1]。ただし、バンドの正式ドラマーのショーン・キニーは、当時腕を痛めていたため「レコーディングにはほとんど参加していない」と後年語っており、マザー・ラヴ・ボーンのグレッグ・ギルモアが助っ人として迎えられ、キニーは片手だけで演奏してギルモアの演奏をサポートしたという[1]。
「マン・イン・ザ・ボックス」は、動物虐待をメタファーとして検閲の問題を扱った曲で、作詞を担当したレイン・ステイリーは、コロムビア・レコードの役員と会食した際、一部の役員がベジタリアンだったことから、小さな箱の中で育てられた食肉用の子牛というイメージを着想したという[8]。
反響・評価
母国アメリカでは、当初の売り上げは鈍かったが、リリースから約8か月後の1991年4月27日付のBillboard 200で初登場194位となり[9]、同年7月6日には最高42位を記録した[4]。本作は2022年8月、RIAAによってトリプル・プラチナの認定を受けた[6]。
本作からのシングル「マン・イン・ザ・ボックス」は、第34回グラミー賞で最優秀ハード・ロック・パフォーマンス(ウィズ・ボーカル)賞にノミネートされた[10]。スティーヴ・ヒューイはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「当時のシアトルの音楽シーンでは、ブラック・サバスやザ・ストゥージズから多大な影響を受けた音楽自体は特に珍しくなかったが、アリス・イン・チェインズはグランジ・バンドの中でも特にメタリックで、アンダーグラウンドのファン層以外にも訴えかけたのと同時に、陰鬱で物憂げで息苦しい比類なき音楽性は、1990年のハードロック・シーンに大きな影響をもたらした」と評している[11]。
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収録曲
特記なき楽曲はジェリー・カントレル作詞・作曲。
- ウィー・ダイ・ヤング - "We Die Young" - 2:32
- マン・イン・ザ・ボックス - "Man in the Box" - 4:46
- 作詞:レイン・ステイリー/作曲:ジェリー・カントレル
- シー・オブ・ソロー - "Sea of Sorrow" - 5:49
- ブリード・ザ・フリーク - "Bleed the Freak" - 4:01
- アイ・キャント・リメンバー - "I Can't Remember" - 3:42
- 作詞:レイン・ステイリー、ジェリー・カントレル/作曲:ジェリー・カントレル
- ラヴ、ヘイト、ラヴ - "Love, Hate, Love" - 6:27
- 作詞:レイン・ステイリー/作曲:ジェリー・カントレル
- イット・エイント・ライク・ザット - "It Ain't Like That" - 4:37
- 作詞:ジェリー・カントレル/作曲:ジェリー・カントレル、マイク・スター、ショーン・キニー
- サンシャイン - "Sunshine" - 4:44
- プット・ユー・ダウン - "Put You Down" - 3:16
- コンフュージョン - "Confusion" - 5:44
- 作詞:レイン・ステイリー/作曲:ジェリー・カントレル、マイク・スター
- アイ・ノウ・サムシング - "I Know Somethin (Bout You)" - 4:21
- リアル・シング - "Real Thing" - 4:03
- 作詞:レイン・ステイリー/作曲:ジェリー・カントレル
参加ミュージシャン
- レイン・ステイリー - ボーカル
- ジェリー・カントレル - ギター、バッキング・ボーカル
- マイク・スター - ベース、バッキング・ボーカル
- ショーン・キニー - ドラムス、パーカッション、バッキング・ボーカル
アディショナル・ミュージシャン
- ケヴィン・シャス - バッキング・ボーカル
脚注
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