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フェルディナント・ヨアヒムスタール
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フェルディナント・ヨアヒムスタール(独: Ferdinand Joachimsthal、1818年3月9日 - 1861年4月5日 )は、ドイツの数学者。
1818年、ゴールドベルク(ズウォトリヤ)に生まれた。1842年にベルリン大学でPh.D.を獲得してからベルリンの実科学校で教師に任命され、1846年に大学の哲学科の私講師となった[1]。1856年にハレ大学、1858年にブレスラウ大学の数学教授に就いた。
ヨアヒムスタールはユダヤ人であった。1846, 1850, 1854, 1861年にクレレ誌とテルケムの Nouvelles Annales de Mathématiques にエッセイを寄稿した[2]。
円錐曲線に関するヨアヒムスタールの方程式(Joachimsthal's Equation[3][注釈 1])とヨアヒムスタールの記法(Joachimsthal's Notation[4])などで知られる。
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ヨアヒムスタールの定理

任意の点Pから円錐曲線Γに対して4つの法線を引くことができるが、そのそれぞれの垂足をA, B, C, Dとして、AのΓにおける対蹠点A'はB, C, Dを通る円上にある[注釈 2][9]。これをヨアヒムスタールの定理(Joachimsthal's theorem)という。ド・ロンシャン[10]とラゲール[11]によれば、Γの中心のA'の接線における直交射影もこの円上にある[12]。このような円をヨアヒムスタールの円(Joachimsthal's circle)と呼ぶ[13][14][15]。フォントネーはヨアヒムスタールの定理の空間や高次曲線への一般化を示している[16][17]。ベイカーはヨアヒムスタールの円を円錐曲線へ一般化している[18]。
特に、Γが放物線であるときについて、次のような定理が成立する。
- 任意の点から放物線に直交する3直線を書いたとき、3直線と放物線のそれぞれの交点を通る円は放物線の頂点を通る。
この場合を指してヨアヒムスタールの円という語が使われることもある[19][20]。
ヨアヒムスタールの円の中心について、次のような特徴がある[21]。
- Γの2本の軸x, yと直線APとの交点をそれぞれX, Y、Xを通るxの垂線とYを通るYの垂線の交点をMとする。MのΓの中心に関する対称点とPの中点は、円BCDの中心である。
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作品
- 1848: "Sur les normales infiniment voisines d'une surface courbe", Crelle's Journal 13: 415–22
- 1863: Elemente der analytischen Geometrie der Ebene via Internet Archive
- 1872: Anwendung der Differential- und Integralrechnung via Internet Archive
脚注
参考文献
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