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フォーク・メタル

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フォーク・メタル (Folk Metal) は、ヘヴィメタルサブジャンルのひとつで、民族音楽を取り入れたメタルを指す。

概要 フォーク・メタル Folk Metal, 様式的起源 ...

概要

世界各地の民謡をそれぞれ取り入れている点が特色であるため、特に明確なサウンド像があるわけではなく、このジャンルは非常に多くのスタイルを内包している。イギリスのスカイクラッド、スペインのマゴ・デ・オズなどが、フォーク・メタルの代表的なバンドとされている。[1]

1970年はアイルランド民謡色の強いフォーク・ロックを演奏していたシン・リジィがいた。その後、ラテン音楽リズムを使ったり、鼓童とも共演したセパルトゥラなどの例がある。ヴァイキング・メタルも注目されてきている。

起源

民謡とメタルの融合は過去から繰り返されてきたが、このジャンルのサウンドをバンドと体現することに成功したのはスカイクラッドである。彼らはスラッシュメタルを土台にエレクトリック・ヴァイオリンを用いた牧歌的なサウンドを構築した。フォーク・メタルの主なミュージシャンには、アナ・フォン・ハウスウルフ、サークル(フィンランド)、サイン(日本)セパルトゥラ、ヘンキ、シンキ、クアドラらがいる。[2]他には東欧ブラック・メタル系のバンド中心にノクターナル・モルトゥムらが独自のフォーク・メタルを展開した(バソリーの影響も大きい)。

派生ジャンル

ケルティック・メタル英語版
アイルランドの民俗音楽などのケルト音楽やケルト的意匠を取り入れたり、ケルト神話をテーマとしたメタル。アイルランドのバンド、クルアチャンは、1995年にデビュー・アルバムを発表して以来、フォーク・メタルに大きな貢献をしたバンドの代表と目されている。
主なバンド:クルアチャン、Primordial英語版
ペイガン・メタル[3]
フォークメタルの中で、土着の宗教文化を尊重する、いわゆるペイガニズム的思想を前面に出した音楽性を持つジャンルのメタル。キリスト教への反感を表現したバンドも少なくなく、ブラックメタルのサブジャンルとしても捉えられる。フォークメタルとブラックメタルの要素を併せ持つメタルであると言える。
ヴァイキング・メタル
ヴァイキング北欧神話をテーマとしたメタル。現在ではフォークメタルのサブジャンルの一つとして扱われることもあるが、元々はブラックメタルを基に、フォークメタルよりも早く勃興したジャンルであるため、フォーキッシュな要素を含まないヴァイキング・メタルも多く存在する。
主なバンド:EnslavedEinherjer英語版Mithotyn英語版EnsiferumTurisasなど。
オリエンタル・メタル英語版
近東の民族音楽を取り入れたメタル、または古代ユダヤや近東をテーマとしたメタル。
主なバンド:Orphaned land英語版

主なミュージシャン

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脚注

関連項目

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