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フォード大統領暗殺未遂事件 (サクラメント)
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フォード大統領暗殺未遂事件(フォードだいとうりょうあんさつみすいじけん 英:Attempted assassination of President Ford)は1975年9月5日にカリフォルニア州サクラメントで アメリカ合衆国38代大統領ジェラルド・R・フォードが熱血なカルト信者のリネット・フロムに銃を突きつけられた暗殺未遂事件。

事件前
1972年6月17日、ウォーターゲート事件が発生したことで大統領のリチャード・ニクソンが史上初かつ唯一任期中に辞任した。副大統領であったジェラルド・R・フォードは副大統領から昇格した。任期中は逮捕されていたニクソンを「前大統領は十分苦しんだ。」としてニクソンを恩赦した。この恩赦によりフォードは1976年アメリカ合衆国大統領選挙で敗北したといわれている。
暗殺未遂当日

1975年9月5日、ジェラルド・R・フォードは国カリフォルニア州知事のジェリー・ブラウンと会談のためにカルフォルニアを訪れていた。事件当日フォードが宿泊していたホテルは演説予定のカリフォルニア州会議事堂へ徒歩でいける程度だったためまたフォードは国民との接触を重視していたためシークレットサービスは徒歩を許可したのだ。議事堂周辺の公園のなかを通っている最中にカルト信者のリネット・フロムに銃を突きつけられた。目撃証言によると多く人たちが「カチッ」という音が聞こえたと証言している。しかし弾丸は発射されることはなく即座にシークレットサービスがフロムを地面に叩きつけ拘束した。この一瞬でシークレットサービスのエージェントが「伏せろ!」と叫び、銃を制圧してフォード大統領を守った[1]。事件発生後、フォードは警護官に囲まれながら議事堂に到着し、何事もなかったかのようにジェリー・ブラウンと数分間会談した。フロムの裁判では、検察官ドウェイン・キースが厳罰を求めた際、フロム自身が彼に向かってリンゴを投げつけた[2][3]。裁判は11月19日に終了しフロムには終身刑が言い渡された。なおフロムは76歳現在も投獄されている。
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その後

この暗殺未遂事件でシークレットサービスは記者やカメラマンの接近を全面的に禁止した。訪問後にフォードは大統領専用機でワシントンDCに帰宅し家族に出迎えられた。事件から約11時間後にフォード一家はホワイトハウスでニュースを視聴した。またフォードはこの事件から17日後に再び暗殺未遂にあうこととなる。1989年、カルフォルニア警察はこの事件で使用された拳銃が寄贈された。
参考文献
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