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フリジア帽

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フリジア帽
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フリジア帽phrygian cap[1]は、古代ローマに起源をもつ帽子の一つ。フランスの象徴マリアンヌが被っている[2]。他の表記にはフリュギア帽[3][4]フリギア帽[1]リバティ・キャップliberty cap[1]などがある。

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フリジア帽を被ったアッティスの胸像。2世紀ローマ帝国時代。

概要

フリジア帽は赤い三角帽である[2]。この帽子は元来フリギア(フリジア)に起源するとされているが、古代ローマにおいては、自由身分の解放された奴隷が被るものとして採用された[1]。この起源からフリジア帽は隷従から自由への解放の象徴とされ、フランス革命では、軍人だったシャルル・フランソワ・デュムリエが被ったことが切っ掛けで[5]サン・キュロットの象徴として使用された[1]。革命期には読み書きのできない民衆に「革命精神」を伝達するために「フリジア帽とトリコロール旗」や「フリジア帽をかぶせた杖を持つ自由の女神」などの意匠が考案され使用された。

フランス革命後の7月革命の時にウジェーヌ・ドラクロワの描いた「民衆を導く自由の女神」では自由の女神はフリジア帽を被っている[2]。これ以後、フリジア帽を被った女神、マリアンヌがフランス象徴となったといわれる。

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関連項目

脚注

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