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ブナゾシン
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ブナゾシン[1](Bunazosin)は、アドレナリンα1受容体拮抗薬である[2]。ブナゾシンは当初、前立腺肥大症(BPH)の治療薬として開発された。日本では緑内障の治療薬として外用剤が承認されている。本剤の作用機序は、ぶどう膜強膜経路からの房水流出を促進し、眼圧を低下させる。また、眼神経への血流を改善する作用も期待されている。アドレナリンα1受容体拮抗薬の全身投与は、術中虹彩緊張低下症候群(Intraoperative Floppy Iris Syndrome;IFIS)に関与していると言われている。ブナゾシンにも同様の作用がある可能性があるが、白内障手術のリスクとして立証した研究はない。
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効能・効果
副作用
- 失神
- 意識喪失
作用
ブナゾシンはアドレナリンα1受容体を高選択的に阻害し、α2受容体への作用は極めて弱い(選択性[注 1]:0.0029。参考、非選択性α受容体拮抗薬フェントラミンの選択性:2.19)[6]:12。したがって、交感神経シナプス後のα1受容体を阻害して信号伝達を遮断するが、シナプス前のα2受容体を阻害せず、ノルアドレナリンの負のフィードバックを遮断しないため、ノルアドレナリンの過剰分泌を惹起しない。
注釈
- 数字が小さい方が選択性が高い。
参考資料
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