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プエルト・デル・ロサリオ

スペイン・カナリア諸島の都市 ウィキペディアから

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プエルト・デル・ロサリオスペイン語: Puerto del Rosario, スペイン語発音: [ˈpwerto ðel roˈsaɾjo])は、スペインカナリア諸島州ラス・パルマス県ムニシピオ(基礎自治体)。カナリア諸島フエルテベントゥーラ島にあり、1860年からフエルテベントゥーラ島の主都である。面積は289.95km2である[1]。2013年の自治体人口は36,774人であり、中心地のプエルテ・デル・ロサリオ地区の人口は29,160人である[2]。1957年までの名称はプエルト・デ・ラス・カブラス

概要 州, 県 ...
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地理

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プエルト・デル・ロサリオの港

フエルテベントゥーラ島の面積は1,660km2であり、日本の沖縄本島の約1.4倍である。スペインでも比較的規模の大きな6つの基礎自治体で構成されており、プエルト・デル・ロサリオは島の北部に位置する。北はラ・オリーバ英語版と、南はアンティグア英語版やベタンクリアと境界を接している。自治体域は島の東岸にも西岸にも接しているが、市街地のプエルト・デル・ロサリオ地区は東岸にある。プエルト・デル・ロサリオからアンティグアにかけての島中央部の丘陵部には風力発電機が数多く設置されている。

テネリフェ島グラン・カナリア島からプエルテ・デル・ロサリオ行きのフェリーが運航されている。プエルト・デル・ロサリオ地区から6km南のエル・マトラルにはフエルテベントゥーラ空港がある。

歴史

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サント・ドミンゴ・デ・グスマン教会の鐘楼

当初はプエルト・デ・ラス・カブラス(「ヤギの港」の意味)と呼ばれており、古代の主都だったベタンクリア英語版の陰にあったものの、フエルテベントゥーラ島でいくらかの政治的重要性を持っていた。プエルト・デ・ラス・カブラスは長らく漁村であり、強い波をさえぎる天然の良港の恩恵を受けていた。1854年に書かれた『Atlantic Navigator』でこの町は「カブラス」と表記され、「主要港」であると書かれたが、「重要でない場所」であるとも書かれた。『Atlantic Navigator』は間に合わせの船舶上陸地点を「良くも悪くもない」としているが、「小石の多い砂浜」で船舶の碇は「さらに悪い」としている[3]。フエルテベントゥーラ島の主要港を得て、1860年には内陸部にあるアンティグア英語版に代わってプエルト・デ・ラス・カブラスが島の主都となった。

現代までのこの町は小さくて人口も少なく、1936年時点の人口はわずか1,000人だったものの、フエルテベントゥーラ島からの主要な貿易はすべてプエルト・デ・ラス・カブラスの港から行われた。1957年には「ヤギ」という名称が適していないとする決定が下され、より魅力的な名称であるプエルト・デル・ロサリオ(「ロザリオの港」の意味)に変更された。1960年代にはフエルテベントゥーラ島農村部の小村や農場地から都市部であるプエルト・デル・ロサリオへの人口移動が起こり、この期間に人口が増加した。1976年には北アフリカの植民地独立のためにスペイン軍外国人部隊英語版がプエルト・デル・ロサリオに拠点を設けたことで、さらなる人口増加が起こった。

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気候

さらに見る フエルテベントゥーラ空港(標高25m)(1981-2010)の気候, 月 ...

姉妹都市

脚注

外部リンク

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