ヘルマン4世 (シュヴァーベン大公)

ヘルマン4世（ドイツ語：Hermann IV., 1015年ごろ - 1038年7月）は、シュヴァーベン大公（在位：1030年 - 1038年）。

ヘルマン4世 Hermann IV.
シュヴァーベン大公
在位	1030年 - 1038年
出生	1015年ごろ
死去	1038年7月 ナポリ近く
埋葬	1038年7月28日 神聖ローマ帝国 トレント、トレント大聖堂（英語版）
配偶者	アデライデ・ディ・トリノ
家名	バーベンベルク家
父親	エルンスト1世
母親	ギーゼラ・フォン・シュヴァーベン
宗教	キリスト教カトリック

生涯

ヘルマン4世はシュヴァーベン大公エルンスト1世とギーゼラ・フォン・シュヴァーベンの次男である^[1]。

1030年に兄エルンスト2世が死去した後、ヘルマン4世はシュヴァーベン大公位を継承したが、この時はまだ未成年であった。

7年後の1037年1月、義父コンラート2世（母の再婚相手）は、ヘルマン4世をトリノ女侯アデライデと結婚させ、ヘルマンはトリノ侯となった^[2]。翌1038年7月、コンラート2世の南イタリア遠征に従っている時に、ヘルマンは伝染病にかかりナポリ近くで死去した^[3]。コンラート2世は自身の息子ハインリヒにシュヴァーベン公領を与え^[3]、アデライデはモンフェッラート侯エンリコと再婚した。

夏にヘルマン4世の遺体をドイツへ運ぶのは不可能であったため、ヘルマンは1038年7月28日にトレント大聖堂に埋葬された^[4]。

後世のオーストリアの文献のために、ヘルマン4世に子供がいたとされることがあるが^[5]、これは誤りである。ヘルマン4世はアデライデとの短い結婚期間の大半を遠征で過ごしており、子女なく没した^[6]。