初めにガンマ関数が正の実軸上で対数凸であることを確かめる。ヘルダーの不等式により、

であり、対数をとると

であるから、故にガンマ関数は対数凸である。また、
と
もガンマ関数の特徴として周知のものであるから、ガンマ関数はボーア・モレルップの定理の要求を充足する。次に未知の関数
がボーア・モレルップの定理の要求を充足するものと仮定して
であることを証明する。
は実軸上で対数凸であるから

である。また、

であるから、合わせて

となる。
を整数とし、
とすれば不等式の両端が一致して

を得る。以上により、
で
が示されたが、一致の定理により正則な定義域全体で
となる。