ポンヌフ(仏: Pont Neuf)は、フランスのトゥールーズにある橋である[1]。「ポンヌフ」は、フランス語で「新しい橋」を意味する[2]。ヌフ橋[3]、ポン・ヌフ橋[4]とも表記される。
概要

トゥールーズの橋の中で最も長い歴史をもつ[5][6][7]。石造りの8連のアーチ橋である[8][1]。全長は、229.76メートルある[2][1]。設計には、ジャック・ルメルシエ (en:Jacques Lemercier) や Pierre Souffron が携わっている[9]。
市内を流れるガロンヌ川に架かっており、ディロン通り (Cours Dillon) とエスキロール (Esquirol) を結んでいる[1][7]。

土木技術者のウジェーヌ・フレシネ (en:Eugène Freyssinet) は、トゥールーズのポンヌフが世界で最も美しいという旨を述べている[1]。
パリのポンヌフと同様、この橋も丈夫で強度があり、「ポンヌフのように頑丈」という慣用句は、パリだけではなくトゥールーズでも頻繁に用いられている[1]。
歴史
1543年に着工され、1632年に完成した[8][1]。1659年10月19日、ルイ14世によって正式に開通される[9]。
1875年に発生した洪水では、市内の橋のうち、ポンヌフ以外の橋がすべて流された一方で、ポンヌフは橋脚を破損したものの、流失は免れた[1]。1932年に歴史的記念物に指定されている[1]。
周辺

上流にはサン・ピエール橋 (fr:Pont Saint-Pierre de Toulouse) が、さらに上流にはカタラン橋 (fr:Pont des Catalans) が架かっている[1][10][11]。下流にはサン・ミッシェル橋 (fr:Pont Saint-Michel (Toulouse)) が、さらに下流にはクロワ・ド・ピエール橋 (Pont de la Croix de Pierre) が架かっている[1][12]。
橋の東側には、ラ・ドラードの聖母のバシリカ (Basilique Notre Dame la Daurade) やアセザ館 (en:Hôtel d'Assézat)、エコール・デ・ボザール (Ecole Des Beaux-Arts) などがある[10]。橋の西側には、サン・ジャック施療院 (fr:Hôtel-Dieu Saint-Jacques) などがある[4][10]。
脚注
外部リンク
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