マクスウェル応力の電場に関する部分の発散は

となる。
ここでベクトル三重積の公式

を用いている。また、ナブラの添え字 E は E に作用する(D に作用しない)ことを明示している。
磁場の部分も考えて、マクスウェルの方程式を用いれば

となる。
これを体積 V で積分すると、発散定理を用いて

となる。
左辺は表面から流入する運動量を意味する。右辺第二項は分布電荷に作用するローレンツ力であり、体積内の分布電荷の運動量の時間変化を意味する。
従って、右辺第一項は電磁場の運動量の時間変化と解釈され、

は電磁場の運動量密度を表す。