マレーシア国立図書館

マレーシア国立図書館(マレーシアこくりつとしょかん、マレー語:Perpustakaan Negara Malaysia)(PMN)は、マレーシアの国立図書館。1966年に設立された。

マレーシア国立図書館 National Library of Malaysia
施設情報
正式名称	Perpustakaan Negara Malaysia ڤرڤوستاكان نڬارا مليسيا
愛称	PNM
前身	マレーシア国立公文書館[注釈 1][1]
専門分野	総合
開館	1966年[1]
所在地	マレーシア クアラルンプール Perpustakaan Negara Malaysia 232, Jalan Tun Razak
位置	北緯3.170368度 東経101.711207度 / 3.170368; 101.711207
統計・組織情報
来館者数	61,199人[2]（2022）
年運営費	RM46,588,453.00[2]（2022）
館長	Salasiah Abdul Wahab[3]
職員数	457人 [2]
公式サイト	www.pnm.gov.my
地図
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館

マレーシア関係の資料はマレーシアーナ(Malaysiana)と呼ばれ、その収集で有名である。所蔵するマレー語写本『ヒカヤット・ハン・テュアン（英語版）』は、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の世界の記憶に登録されている^[4][5]。

歴史

1956年、マレーシア・ライブラリ・グループ(Malayan Library Group)が意見書を出す。意見書のタイトルは『Public Library Services for the Federation of Malaya』(マラヤ連邦^{[注釈 2]}のための公共図書館サービス)で、国立図書館設立のための準備を行う「国立図書館委員会」の設置を求めた。これにより、国立図書館設立への動きが始まる^[1]。

1966年マレーシア国立図書館は、マレーシア国立公文書館（英語版）の一部門として設立される^[1]。

1987年、観光芸術文化省（英語版）の下に置かれる。^[1]

納本制度

1966年の書籍保存法ではすべての出版社はその出版物を2部国立図書館に納本することが義務付けられていた^[1]。

1986年、書籍保存法に代わり図書館資料保存法が成立した。この法律では全ての出版社はその出版物を、有形資料の場合は5部、無形資料の場合は2部納本することが義務付けられた^[6]。