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ミズガエル属

ミズガエル科の属 ウィキペディアから

ミズガエル属
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ミズガエル属(ミズガエルぞく、学名Telmatobius)は、ミズガエル科のの1つ。ミズガエル科は本属のみから成る単型[1]エクアドルペルーボリビアアルゼンチン北西部、チリ北部にかけて、アンデス山脈に分布する[2]Batrachophrynus 属を認める見解もある[3]

概要 ミズガエル属, 分類 ...

学名はギリシア語の「τέλμα (télma、沼)」と「βίος (bios、生物)」に由来する。

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形態と生態

ほとんどの種は半水生で、いくつかの種は完全水生である[4]。アンデス山脈に分布し、標高1,000-5,200mの湿地帯やその付近に生息する[5]フニンミズガエルは300mmと大型で、チチカカミズガエルはその次に大きい[6]。これら2種は完全水生のカエルの中で最大である[7]。その他の種はかなり小さい。フニンミズガエル、チチカカミズガエル、Telmatobius mayoloiTelmatobius gigas といった、オタマジャクシが大型の種は、標高の高い場所で見られる傾向にある[8]

脅威と保全

ほとんどの種は生息地の喪失、汚染、カエルツボカビ症線虫感染症、外来のニジマスによる捕食、食用目的の捕獲が脅威となっている。エクアドル産の3種は既に絶滅している可能性があり、Telmatobius cirrhacelis は1981年、Telmatobius niger は1994年、Telmatobius vellardi は1987年以来目撃されていない[4][9]。またボリビア産の15種のうち、7種は長年目撃されていない。ユラカレミズガエルは10年間野生では目撃されておらず、1頭の雄が飼育されるのみであった。しかし2019年に野生個体が数匹確認された[10]

分類

要約
視点

60種が分類される。分類はAmphibian Species of the Worldによる[2]。和名はオシー(2025)を参考[6]。一部の種では妥当性が疑問視されており、未記載種が存在する可能性が高い[11]

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出典

関連項目

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