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ミズメイガ亜科

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ミズメイガ亜科
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ミズメイガ亜科(ミズメイガあか、Acentropinae)は、鱗翅目ツトガ科(あるいはメイガ科)内のひとつの分類単位。ミズノメイガとも表記される。世界中に約700種が知られる。日本では9属32種ほどが報告されている[2]

概要 ミズメイガ亜科, 分類 ...
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特徴

陸上で生活する種がほとんどであるチョウ目では珍しく、ミズメイガ亜科の多くの種では、幼虫が淡水中で生活する[2]。ミズメイガの幼虫には、他のチョウ目の幼虫では見られない気管鰓をもち、それによって水中の溶存酸素を利用して生活しているものと、そのような気管鰓をもたず、皮膚から直接酸素を取り入れ、その後は気孔から大気中の酸素を利用するものとがある[3]

主に水生植物の葉を餌としており、種によって食草は異なるが、スイレンコウホネハスガガブタトチカガミなどの浮葉植物や、ヒルムシロやササバモなどの沈水植物を食害する[4]。また幼虫の巣(ミノ)は、自ら出した糸でウキクサなどの浮葉を紡いでつくる[4]

分類

かつてはメイガ上科メイガ科に属するとされたが、分類の再検討により、同じメイガ上科のツトガ科に含まれるとされた[1]。亜科名は Nymphulinae とされていたが、これは Acentropinae のシノニムとされた。ツトガ科内では、オオメイガ亜科に近縁[2]

次のような属が記載されている。

  • Agassiziella
  • Eoophyla (Swinhoe, 1900) - ヨツクロモンミズメイガなど。
  • Elophila (Hübner, 1822) - マダラミズメイガ, ヒメマダラミズメイガなど。
  • Ephormotris
  • Eristena (Warren, 1896) - エンスイミズメイガなど。
  • Margarosticha
  • Neoschoenobia (Hampson, 1900) - ミドロミズメイガなど。
  • Nymphicula (Snellen, 1880) - アトモンミズメイガ, コアトモンミズメイガなど。
  • Nymphula (Schrank, 1802) - ギンモンミズメイガ, ソトシロスジミズメイガなど。
  • Paracataclysta (Yoshiyasu, 1983) - クロアトモンミズメイガなど。
  • Paracymoriza (Warren, 1890) - カワゴケミズメイガなど。
  • Parapoynx (Hübner, 1825) - イネコミズメイガ, ヒメコミズメイガなど。
  • Potamomusa (Yoshiyasu, 1985) - キオビミズメイガなど。
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脚注

参考文献

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