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メトロ (リヨン)

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メトロ (リヨン)
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リヨン・メトロフランス語: Métro de Lyon)は、フランスリヨンを中心としたメトロポール・ド・リヨンで運行されている1978年に開業した地下鉄。現在4路線で構成されている。運営はRATP開発フランス語版によって行われている。既存の鉄道路線との乗り入れはない。

概要 リヨン・メトロ, 基本情報 ...
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概要

フランス第3の都市リヨンとその周辺地域(メトロポール・ド・リヨン)をカバーする公共交通機関の一つ。

フランス国鉄や日本の地下鉄と同じように左側通行となっており、他のフランス国内の地下鉄とは通行方式が異なっている。車体幅は2.90mとヨーロッパ各地を走る地下鉄の平均に比べると余裕がある。営業距離は30kmでそのうち80%は地下区間となっている。

1974年12月9日、クロワ・パケ駅クロワ・ルース駅間を結ぶケーブルカーを鉄道に改良し、開業(現在のC線)。その後、1978年4月28日に空気圧式車両を用いたA線B線の2路線の開業を機に、鉄道ネットワークとして広がった。1991年9月9日に自動運転方式となるD線が開業。

地下鉄およびその運営設備はすべてSYTRALモビリテフランス語版が所有。運営は、2025年1月1日からTCLフランス語版に代わり、RATP開発フランス語版が公共サービス委託契約を通じて行っている[1]

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路線網

A、B、C、Dの4路線で構成されている。

さらに見る 路線, 開業年 ...

A線・B線

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A線

A線ペラーシュ駅ローラン・ボンヌヴェイ=アストロバル駅フランス語版)とB線シャルペンヌ=シャルル・エルニュ駅フランス語版パール=デュー=ヴィヴィエ・マール駅)は開削工法で建設され、1978年5月2日に開業した。これらはゴムタイヤ式となっている(詳しくはパリ地下鉄を参照)。

C線

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C線

C線は、リヨンのメトロで唯一鉄輪式・架空電車線で、一部区間は急勾配のためラック式となっている。ケーブルカーであった「クロワ=ルース=クロワ=パケ鋼索鉄道」を1974年にラック式の鉄道に改修した路線である。1978年リヨン・メトロに統合されC線となり、都心へ延伸された(オテル・ド・ヴィル=ルイ・プラデル駅クロワ=ルース駅フランス語版)。1984年12月8日にキュイール駅フランス語版まで延伸されている。C線は様々な工法で建設されている。傾斜が急な所は深いトンネルを利用し、平坦なクロワ・ルースでは開削工法などが利用されている。クロワ=パケ駅フランス語版ではヨーロッパの地下鉄ではもっとも勾配があり17%となっており、その区間ではラック式鉄道となっている。営業距離は2.5kmである。キュイール駅手前は単線である。

D線

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D線

D線は有人運転で1991年9月4日にゴルジュ・ド・ルー駅フランス語版グランジ・ブランシュ駅フランス語版間で運行を開始した。D線はゴムタイヤ方式の地下鉄で自動運転装置MAGGALY(Métro Automatique à Grand Gabarit de l’Agglomération Lyonnaise)も装備している。1992年12月11日にヴェニシュー駅フランス語版まで延伸され、自動運転も開始された。1997年4月28日にはガール・ド・ヴェーズ=ジェラール・コロン駅フランス語版まで延伸されている。 D線はリヨンでは最も深い路線で、工事ではトンネルボーリングマシンを使用し、ローヌ川ソーヌ川両河川の下を通っている。営業距離は13kmとリヨンメトロでは最も長い。

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脚注

関連項目

外部リンク

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