テータ関数の比は楕円関数(二重周期を持つ有理型関数)になり、楕円関数の導関数も楕円関数になるから、

と
は共に楕円関数である。且つ、

であるから、
となるところにおいて悉く
となり、リウヴィルの定理によって
は定数である。
として

により、
を得る。従って、

である。右辺のテータ関数を無限乗積に展開し、
を代入し、
と書くと

となり、ヤコビの三重積の公式により

となる。一方、

であるから

であり、テータ関数の対数微分の公式により

である。以上により、

が得られ、
の係数を比較することにより、

が得られる。