ヨロイトカゲ科

ヨロイトカゲ科（ヨロイトカゲか、学名: Cordylidae）はスキンク下目に属するトカゲの科の一つ。

ヨロイトカゲ科
ネッタイヨロイトカゲ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota 界 : 動物界 Animalia 門 : 脊索動物門 Chordata 亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata 綱 : 爬虫綱 Reptilia 目 : 有鱗目 Squamata 下目 : スキンク下目 Scincomorpha 科 : ヨロイトカゲ科 Cordylidae
学名
Cordylidae Fitzinger, 1826

アフリカの東部から南部に分布する。英名はgirdled lizards・spinytail lizards・girdle-tail lizardsなど。^[1][2]

昼行性で主に昆虫を食べる。多くの種は地上性で、岩の割れ目などに潜むが、わずかながら穴居性のものや樹皮の下に潜むものもいる。体は平たく、大きな長方形の頑丈な皮骨が規則的に、体から尾を覆っている。多くの種は尾に棘の環を持ち、岩の隙間に体を固定するほか、捕食者からの防御に用いている^[3]。

ほとんどの種は四肢を持つが、カタヘビトカゲ属は後肢に痕跡的な棘が残るのみで、四肢が退化している。本科は卵生・卵胎生種を双方含む^[3]。

分類

10属66種が属する^[4]。

• Platysaurinae
  • Platysaurus ヒラタトカゲ属 - 15種
• Cordylinae
  • Ouroborus cataphractus (BOIE, 1828) アルマジロトカゲ
  • Karusasaurus - 2種
  • Namazonurus - 5種
  • Smaug - 8種 オオヨロイトカゲ
  • Chamaesaura カタヘビトカゲ属 - 5種
  • Pseudocordylus ニセヨロイトカゲ属 - 5種
  • Ninurta coeruleopunctatus (HEWITT & METHUEN, 1913)
  • Hemicordylus - 2種
  • Cordylus ヨロイトカゲ属 - 21種 ジンバブエヨロイトカゲ・ネッタイヨロイトカゲ

系統

次のような系統樹が得られている。また、本科自体はカタトカゲ科の姉妹群となる^[5]。

	Platysaurinae ヒラタトカゲ属   Cordylinae     アルマジロトカゲ     Karusasaurus         Namazonurus         Smaug       カタヘビトカゲ属     ニセヨロイトカゲ属             Ninurta coeruleopunctatus     Hemicordylus       ヨロイトカゲ属