ラゲールの陪多項式(ラゲールのばいたこうしき、associated Laguerre polynomials)とは、常微分方程式

を満たす多項式
のことを言う。ただし
は
を満たす整数である。
のときの微分方程式はラゲールの微分方程式と呼ばれ、その解
をラゲールの多項式という。
ラゲールの陪多項式とラゲールの多項式は次の関係で結ばれている。

またロドリゲスの公式 (Rodrigues's Formula) として以下の形にも表せる。

母関数は

である。
のとき
について


という漸化式が成り立ち、後者から




である。
量子力学において、球対称ポテンシャルのシュレディンガー方程式(代表的なものは水素原子におけるシュレーディンガー方程式)の動径方向の解は、ラゲールの陪多項式を用いて表される。