リチャード・ギア/人生の特効薬

『リチャード・ギア/人生の特効薬』（原題:The Benefactor）は2015年にアメリカ合衆国で公開されたドラマ映画である。監督はアンドリュー・レンツィ、主演はリチャード・ギアが務めた。本作は日本国内で劇場公開されなかったが、WOWOWで放送されたことがある^[3]。また、DVD化の際には『ベネファクター/封印』という邦題が使用された^[4]。

リチャード・ギア/人生の特効薬
The Benefactor
監督	アンドリュー・レンツィ
脚本	アンドリュー・レンツィ
製作	ケヴィン・チューレン ジェイソン・マイケル・バーマン ジェイ・シュミンスキー トーマス・B・フォア
製作総指揮	マイケル・フィンリー ラス・マッチ ウォルター・コートシャック ジャスティン・ナッピ リチャード・ラフラン シェリー・ブラウニング マイケル・ダイアモンド ジョージ・パースウェル アンドリュー・D・コーキン ジョン・フリードバーグ マーク・モラン
出演者	リチャード・ギア ダコタ・ファニング テオ・ジェームズ クラーク・ピータース
音楽	ソーンダー・ジュリアーンズ ダニー・ベンジー
撮影	ジョー・アンダーソン
編集	ディーン・C・マーシャル マシュー・ランデル
製作会社	オーダックス・フィルムズ ビッグ・シューズ・メディア マグノリア・エンターテインメント ソーリング・フライト・プロダクションズ タイドロック・メディア ツリーハウス・ピクチャーズ
配給	サミュエル・ゴールドウィン・フィルムズ
公開	2016年1月15日 劇場未公開
上映時間	93分[1]
製作国	アメリカ合衆国
言語	英語
興行収入	$1,904,720[2]

概略

フランシス・ワッツ（フラニー）は裕福な高齢者だったが、親友が事故死してからというもの、世捨て人同然の暮らしを送っていた。そんなある日、フラニーの前に親友の娘とその夫（オリヴィアとルーク）が現れた。2人との交流を通して、フラニーは徐々に生気を取り戻していったが、彼には誰にも話せない秘密があった。

キャスト

• リチャード・ギア - フランシス・ワッツ（フラニー）
• ダコタ・ファニング - オリヴィア
• テオ・ジェームズ - ルーク
• クラーク・ピータース - ロマーノ医師
• ブライアン・アンソニー・ウィルソン - ジェシー
• デニーシャ・プラット - シャロン
• リサ・ロバーツ - モリー
• ロイ・ジェームズ・ウィルソン - チャーリー
• ティボー・フェルドマン - サム医師

製作

2013年8月、アンドリュー・レンツィの長編映画監督デビュー作『Franny』にリチャード・ギアが起用されたとの報道があった^[5]。9月、ダコタ・ファニングとテオ・ジェームズがキャスト入りした^[6]。10月21日、本作の主要撮影がフィラデルフィアで始まった^[6]。

公開

2015年4月17日、本作はトライベッカ映画祭でプレミア上映された^[7]。5月1日、サミュエル・ゴールドウィン・フィルムズが本作の全米配給権を獲得したと発表した^[8]。6月13日、シャンゼリゼ映画祭で本作の上映が行われた^[9]。なお、アメリカで封切られるに当たって、本作のタイトルは『Franny』から『The Benefactor』に変更された^[10]。

評価

本作に対する批評家からの評価は芳しいものではない。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには52件のレビューがあり、批評家支持率は25%、平均点は10点満点で4.2点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『リチャード・ギア/人生の特効薬』にはリチャード・ギアとダコタ・ファニングが出演しているが、2人をどう活かすべきかが分っていない。そのため、上質な作品になれるポテンシャルがあったにも拘わらず、凡庸なドラマになってしまった。」となっている^[11]。また、Metacriticには19件のレビューがあり、加重平均値は40/100となっている^[12]。