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ルートサーバ

ドメインネームシステムにおける用語、概念 ウィキペディアから

ルートサーバ
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ルートサーバ: root server)、ルートネームサーバ: root name server)またはDNSルートサーバとは、ドメインネームシステム (DNS) において、ドメイン名空間の頂点にある情報を保持するサーバドメイン名名前解決において、トップレベルドメイン (TLD) 部分の名前解決を担当する。

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ルートサーバの位置

ルートサーバーの重要性

ルートサーバはドメインネームシステム (DNS) の中核を担う非常に重要な地位を占めている。もし仮にルートサーバが全てダウンしてしまうと、ホスト名やドメイン名の「名前解決」が一切不可能になるので、通常の(すなわち、ホスト名やドメイン名を使っている)URLメールアドレスを利用するための名前解決ができなくなる。

  • IPアドレスの変更・ルートサーバの追加
    • 2002年11月にはネットワーク機器の変更にともない、ルートサーバのひとつである "J.ROOT-SERVERS.NET" のIPアドレスが変更された[1][2]
    • 2004年1月には "B.ROOT-SERVERS.NET" のIPアドレスにIPv6に基づく変更がなされた(古いアドレスも2006年までは有効)[3]
    • 2007年11月1日 - "L.ROOT-SERVERS.NET"のIPアドレスが変更された[4][5]
    • 2008年1月22日 - "F.ROOT-SERVERS.NET"のIPv6のIPアドレスが変更される[6]
    • 2008年2月4日 - ルートゾーンへAAAAレコードが追加される[7]
    • 2013年1月3日 - "D.ROOT-SERVERS.NET"のIPv4のIPアドレスが変更される[8]
    • 2015年12月1日 - "H.ROOT-SERVERS.NET"のIPv4アドレスが変更される[9]
    • 2017年6月1日 - "B.ROOT-SERVERS.NET"のIPv6アドレスが変更される[10]
    • 2017年10月24日 - "B.ROOT-SERVERS.NET"のIPv4アドレスが変更される[11]
    • 2023年11月27日 - "B.ROOT-SERVERS.NET"のIPv4/IPv6アドレスが変更される[12]
  • ルートサーバに対する主な攻撃
    • 2002年10月21日 - ルートサーバ13台に一斉にDDoS攻撃が仕掛けられ、7台のホストに大きな影響が出る[13][14]
    • 2007年2月6日 - ルートサーバに2002年の攻撃以来最大規模の攻撃が仕掛けられ、3台のホストの機能が一時麻痺[15][16]
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ルートサーバ一覧

要約
視点

ルートサーバーは13クラスタ存在する。(13クラスタになった理由はDNSルートゾーン参照)

すべてのルートサーバは、*.ROOT-SERVERS.NETという形式のホスト名を持つ。"*"の部分には、AからMまでの13種のアルファベットのうちの1文字が入る。セカンドレベルドメイン以下の情報を持たせる[要出典]各DNSサーバは、この13系統あるルートサーバのIPアドレスをあらかじめ知っている必要がある(DNSサーバソフトのインストール時に予め設定しておく)。

多くのルートサーバーはアメリカ合衆国の団体が管理しているが、アメリカ以外の国の団体としてスウェーデン (I)、オランダ (K)、日本 (M)の団体が管理しているルートサーバーが存在する。尚、実際のルートサーバーの所在地についてはその多くがエニーキャストによる負荷分散ディザスタリカバリを行っており、例えばMサーバーは日本だけでなく、米国等複数の国に実サーバーが存在する。

さらに見る 頭文字, IPv4アドレス ...
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関連項目

脚注

外部リンク

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