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レッド・エレクトリカ・デ・エスパーニャ

スペインの送電事業者 ウィキペディアから

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レッド・エレクトリカ・デ・エスパーニャ西: Red Eléctrica de España S.A.、通称REE)は、スペインマドリード郊外のアルコベンダスに本拠を置き、スペイン全域の送電網を一元管理する送電事業者マドリード証券取引所上場企業(BMAD: REE)。

概要 種類, 市場情報 ...
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沿革

REE社は1985年1月、世界で初めての送電網管理に特化した電力会社として、スペイン政府全額出資の産業公社(Instituto Nacional de Industria)傘下に設立[1]1999年7月にマドリード証券取引所への株式上場が実施され、REE社の株式はスペイン政府保有の20%を残して売却された[2]1990年フランスおよびポルトガルと送電網を連結、1998年に海峡を挟んだモロッコと送電網を連結、2004年にはカナリア諸島バレアレス諸島セウタの送電網を新たに保有[1]2007年にREE社をスペイン唯一の送電管理事業者をする法律が可決された[2]

REE社は持株会社Red Eléctrica Corporación S.A.のスペイン国内部門を担当しており、国外事業については同持株会社傘下のレッド・エレクトリカ・インターナショナル(Red Eléctrica International S.A.)が担当している。2002年ボリビアTransportadora de Electricidad(TDE)をウニオン・フェノーサから買収し子会社化したが、2012年5月のボリビア政府による同社国有化により手離した[3]。現在のグループ会社としては、ダークファイバ管理会社のReintelペルー南部の送電網を管理するRed Eléctrica del Sur, S.A.チリにおける保有資産を管理するRed Eléctrica Chile SpAなどがある。

2006年にREE社は給電管理施設として、コントロールセンターのCECREを設立した。同施設では風力発電太陽光発電などの再生可能エネルギーコジェネレーション発電の監視・制御により、天候による電力供給の影響を最小限に抑える仕組みを構築[4]、火力発電など既存の発電設備を調整弁としつつ、送電網の一元管理を保持することで、スペインにおける電力の安定供給を維持している[5]

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出典

外部リンク

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