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レースオオトカゲ

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レースオオトカゲ
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レースオオトカゲVaranus varius)は、有鱗目オオトカゲ科オオトカゲ属に分類されるトカゲ。オオトカゲ属の模式種[2]。別名レースモニター[5]

概要 レースオオトカゲ, 保全状況評価 ...
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分布

オーストラリアクイーンズランド州南東部、メインバリア山脈周辺を除くニューサウスウェールズ州ビクトリア州南オーストラリア州のフリンダース山脈周辺)[5]

模式産地はニューサウスウェールズ州[2]

形態

全長オス150 - 180センチメートル、メス120 - 150センチメートル[5]。体重3.6 - 4.5キログラム[3]。体色は暗灰色や黒褐色で、黄色の斑点が横帯状に入るが、地域変異が大きい。ニューサウスウェールズ州の個体群は喉や明色斑が青みがかる個体が多い[5]。 孵化直後の幼体は全長28センチメートル[3]。成長に伴い、体色は黒ずむ[5]

生態

熱帯雨林やサバナ内にある森林など様々な環境に生息する[3]。都市部周辺にも生息する[4]。地表でも樹上でも活動するが、樹上棲傾向が強く幼体ではより顕著[3]。危険を感じると木を螺旋状に登って逃げる[3][4]。追いつめられると口を開けて唸り声をあげたり、後肢で直立し威嚇することもある[3]

哺乳類鳥類やその卵・雛、爬虫類、昆虫、同種も含む動物の死骸などを食べる[3]

繁殖様式は卵生。メスを巡ってオス同士では噛みつく・引っ掻く・儀式的なとっくみあい(コンバット行動・コンバットダンス)をするなどして激しく争い、この争いにより命を落とすこともある[3]。オスは頸部を振りながらメスに近づき、メスの体側面を舌で刺激してからメスの上に乗り交尾を迫る[3]。シロアリの蟻塚などに1回に6 - 12個の卵を産み、産卵後にシロアリが活動して穴を塞ぐ[3][4]。卵は6 - 8週間で孵化する[4]。母親が塞がった穴を再び開けて幼体を外へ出すとされる[3][4]

画像

参考文献

関連項目

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