ロザミア子爵

ロザミア子爵（英: Viscount Rothermere）は、イギリスの子爵位。連合王国貴族爵位。

ロザミア子爵 Viscount Rothermere
紋章記述 Arms:Azure two Scrolls of Paper in saltire Or banded in the centre Gules between four Bees volant of the second Crest:Between two Ostrich Feathers Or a Cubit Arm erect proper the hand grasping a Roll of Paper Or Supporters:On either side a Gladiator fully habited and accoutred the dexter holding in the exterior hand a Sword and the sinister holding on the exterior arm a Shield all proper each charged on the breast with a Fountain
創設時期	1919年5月17日
創設者	ジョージ5世
貴族	連合王国貴族
初代	初代子爵ハロルド・ワーズワース
現所有者	4代子爵ジョナサン・ハームズワース（英語版）
相続人	リチャード・ハームズワース閣下
付随称号	ロザミア男爵 (ホージーの)準男爵
現況	存続
モットー	勤勉な者が功を奏す (Bene Qui Sedulo)

新聞事業者で元航空長官（英語版）の初代ロザミア男爵ハロルド・ハームズワースが1919年に叙されたのに始まる。

経歴

初代ロザミア子爵ハロルド・ハームズワース

アソシエイテッド・ニュースペーパーズ（英語版）（『デイリー・メール』はじめ複数の新聞を発行）創設者初代ノースクリフ子爵アルフレッド・ハームズワースの弟で兄の事業を継いだハロルド・ハームズワース（1868年 – 1940年）は、1910年7月14日に「カウンティ・オブ・ノーフォークにおけるホージーのハームズワース準男爵（Baronet, of Horsey in the County of Norfolk）」に叙され^[1]、ついで1914年1月17日に連合王国貴族爵位「カウンティ・オブ・ケントにおけるヘムステッドのロザミア男爵（Baron Rothermere, of Hempstead in the County of Kent）」に叙された^[2]。第一次世界大戦中の1917年から1918年にかけては航空長官（英語版）を務め、1919年5月17日には「カウンティ・オブ・ケントのヘムズテッドのロザミア子爵（Viscount Rothermere, of Hampstead in the County of Kent）」に叙された^[3]。

初代子爵の死後、その長男エズモンド（英語版）（1898年 – 1978年）が2代子爵を継承した^[4]。2代子爵の2人目の妻であったアンは離婚後に小説家のイアン・フレミングと結婚している^[5]。

2代子爵の死後、その長男ヴィアー（1925年 – 1998年）が3代子爵を継承した^[6]。

3代子爵の死後、その長男ハロルド・ジョナサン（英語版）（1967年 - ）が4代子爵を継承し、現在に至っている^[7]。

歴代当主は代々家業の新聞事業を継承し続けている。

一覧

ホージーの準男爵（1910年）

• 初代準男爵ハロルド・ハームズワース（1868年 – 1940年） ※1914年にロザミア男爵

ロザミア男爵（1914年）

• 初代ロザミア男爵ハロルド・ハームズワース（1868年 – 1940年） ※1919年にロザミア子爵

ロザミア子爵（1919年)

• 初代ロザミア子爵ハロルド・ハームズワース（1868年 – 1940年）
• 第2代ロザミア子爵エズモンド・セシル・ハームズワース（英語版）（1898年 – 1978年）
• 第3代ロザミア子爵ヴィアー・ハロルド・エズモンド・ハームズワース（1925年 – 1998年）
• 第4代ロザミア子爵ハロルド・ジョナサン・エズモンド・ヴィアー・ハームズワース（英語版）（1967年 – ）

法定推定相続人は第4代子爵の長男リチャード・ジョナサン・ハロルド・ヴィアー・ハームズワース（1994-)