ロバート・グローヴナー (第2代エブリー男爵)

第2代エブリー男爵ロバート・ウェルズリー・グローヴナー（英語: Robert Wellesley Grosvenor, 2nd Baron Ebury、1834年1月25日 – 1918年11月13日）は、イギリスの貴族、政治家。自由党に属し、1865年から1874年まで庶民院議員を務めた^[1]。

第2代エブリー男爵の肖像写真、1860年代撮影。

生涯

初代エブリー男爵ロバート・グローヴナーと妻シャーロット・アーバスノット（Charlotte Arbuthnot、1808年1月25日 – 1891年11月21日、初代カウリ男爵ヘンリー・ウェルズリーの娘）の長男として、1834年1月25日に生まれた^[2][3]。ハーロー校とキングス・カレッジ・ロンドンで教育を受けた^[3]。

1853年8月5日、少尉としてライフガーズ第1連隊（英語版）に入隊した^[4]。1859年4月8日、大尉への辞令を購入して昇進した^[5]。1866年12月1日、軍務から引退した^[6]。

1865年イギリス総選挙で自由党候補としてウェストミンスター選挙区（英語版）から出馬、4,534票（得票数1位）で当選した^[1]。1868年イギリス総選挙で6,584票（得票数2位）を得て再選、1874年イギリス総選挙をもって議員を退任した^[1]。その後、1886年に自由統一党に転じた^[3]。

1870年3月10日、チェシャー・ヨーマンリー連隊（英語版）の大尉に任命された^[7]。1882年12月23日、ノーサンプトンシャーの副統監に任命された^[8]。

1893年11月18日に父が死去すると、エブリー男爵位を継承した^[2]。

1918年11月13日に死去、長男ロバート・ヴィクターが爵位を継承した^[2]。

家族

1867年7月20日、エミリー・ボージョレ・ホワイト（Emilie Beaujolais White、1844年1月4日 – 1923年12月18日、初代アナリー男爵ヘンリー・ホワイト（英語版）の次女）と結婚、4男2女をもうけた^[2][3]。

• ロバート・ヴィクター（1868年6月28日 – 1921年11月5日） - 第3代エブリー男爵^[2]
• ヒュー（1869年10月8日 – 1900年8月6日） - 生涯未婚^[2]
• モード（1874年8月18日 – 1948年6月2日） - 1897年10月6日、モーリス・ジョージ・カー・グリン（Maurice George Carr Glyn、パスコー・グリン閣下（英語版）の息子）と結婚^[2]
• ギルバート（1878年9月18日 – 1891年2月16日^[2]）
• アリス・キャサリン・シベル（Alice Katherine Sibell、1880年9月26日 – 1948年4月17日） - 1902年2月10日、初代ウィンボーン子爵アオヴァー・ゲスト（英語版）と結婚、子供あり^[2]
• フランシス・エジャートン（1883年9月8日 – 1932年5月15日） - 第4代エブリー男爵^[2]