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ロールス・ロイス・シルヴァースパー

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シルヴァースパーSilver Spur )は、イギリスの自動車メーカー、ロールス・ロイス・モーター・カーズがロールス・ロイスブランドで1980年から1999年まで販売した高級車である。シルヴァースピリットのロングホイールベース版に当たる。

概要

シルヴァーシャドウII/シルヴァーレイスIIの後継車として1980年秋サロン・ド・ロト(パリサロン)にてシルヴァースピリット/シルヴァースパーが発表された[1]

モデル別解説

要約
視点

初代

概要 シルヴァースパー(初代), 概要 ...

ホイールベースが100mm長く[1]、これにより後席を広くしてある他はシルヴァースピリットに準じる。オプションでパーティションウォールを装着可能で、この場合重量が+40kgとなる。

燃料供給はソレックスツインキャブレターだが、日本仕様を含めボッシュKジェトロニックインジェクションを採用する仕様もある[1]

シルヴァーシャドウからの改良点は後部のサスペンションで、ダンパーがハイドロニューマチックのストラットになった[1]。車高調も装備している[1]

リムジンはさらにホイールベースが延長され、7人乗りになっている[3][4]

価格は1987年当時ベースモデルで3250万円、パーティションウォール付きで3400万円、リムジンが7300万円であった[3]

第2世代

概要 シルヴァースパーII, 概要 ...

ホイールベースが100mm長く、これにより後席を広くしてある他はシルヴァースピリットIIに準じる。シルヴァースパーIからの改良点は、ロールス・ロイス初のアルミニウムホイールを標準採用したこと[6]、運転者の目の前に警告表示板が搭載され必要なデータをまとめて表示するようになったこと[6]エア・コンディショナーが改良されフェシアに吹き出し口が2つ増設され角度調整が可能になったこと[6]、最高級のオーディオシステムを採用したこと[6]ボッシュモトロニックデジタルインジェクションを採用したこと[6]、マニホールドを再設計し出力向上を図ったこと[6]、1/100秒単位でサスペンションの硬さ調整を自動で行なうオートマチックライドコントロールシステムを採用したこと[6]などである。最小回転半径は6.0m。

第3世代

概要 シルヴァースパーIII, 概要 ...

ホイールベースが約100mm長く、これにより後席を広くしてある他はシルヴァースピリットIIIに準じる。リムジンモデルはツーリングリムジンとして別モデル扱いになった[9]

価格は2530万円[10]

第4世代

概要 シルヴァースパー(第4世代), 概要 ...

シルヴァースピリットの第4世代はシルヴァードーンという名称になったが、シルヴァースパーは従来通りの名称でマイナーチェンジされた。

フロントドアの三角窓が廃止されドアミラーAピラー近くに移動し、前後バンパーもカラード化されるなど、外観が新しくなった。

1997年モデルはエンジンが低圧ターボチャージャー付きとなり、ロールス・ロイス初のターボ車となった[12]。これにより25%出力が向上し、0-100km/hが8.1秒、最高速度235km/hとなった[12]

シルヴァースパー・ウィズ・ディビジョンはさらにホイールベースを355mm延長し、電動昇降式パーティションを装備し、通話用インターコムや後部座席にムーンルーフを装備したモデル[12]

リムジンモデルはパークウォードとして別モデル扱いになった[12]

価格はベースモデルが2400万円、ウィズ・ディビジョンが3200万円[13]

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脚注

参考文献

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