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上部消化管出血
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上部消化管出血(じょうぶしょうかかんしゅっけつ)は、食道、胃、十二指腸からの出血のことである[1]。症状には、吐血、黒色便、腹痛、立ちくらみなどがあげられる[1]。合併症には、ショックや貧血などがあげられる [3]。
原因には、消化性潰瘍、胃炎、静脈瘤、胃がん、マロリー・ワイス裂傷、血管奇形などがあげられる[1][2]。危険因子には、抗凝固薬、アスピリン、NSAIDs、ヘリコバクター・ピロリ、腎不全、肝疾患、出血の既往歴があげられる[1][2]。診断は、多くの場合、全血球計算(CBC)、尿素窒素(BUN)、内視鏡によって確認される[2]。
治療には輸血を含む静脈内補液が必要になる場合がある[2]。一般的にプロトンポンプ阻害剤が投与される[4]。状態が不安定な患者には24時間以内に内視鏡検査を行うことが勧められ、それまでにさまざまな方法で出血を止めることができる[1][5]。静脈瘤のある患者には、オクトレオチドが使用される場合がある[2]。トラネキサム酸が有用であるかは不明である[6]。その他の治療には、塞栓術や手術があげられる[1]。約15%の患者に出血が再発する[2]。
上部消化管出血は、年間10,000人あたり約5人〜15人が罹患する[2]。高齢者はより一般的に発生する[1]。上部消化管出血は、消化管出血の症例の50%以上を占めている[4]。死亡率は2〜10%である[7]。
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出典
外部リンク
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