中部軍管区 (日本軍)

中部軍管区（ちゅうぶぐんかんく）は、大日本帝国陸軍の軍管区の一つ。

概要

中部軍管区とは中部軍の管轄区域であり、中部軍司令部が、軍管区内の軍隊を指揮・統率した。

中部軍は1945年（昭和20年）2月1日、第15方面軍の編成により廃止され、その後は第15方面軍司令部が中部軍管区司令部を兼ね近畿地方^[1]の軍政を統括した。

中部軍管区司令部はミライザ大阪城として現存している。

人事

• 姓名、階級、補職、免職の順に表示した。
• 司令官および参謀長は方面軍の職が本職、軍管区の職が兼職。
• 参謀副長および部長は軍管区の職が本職、方面軍の職が兼職。但し、兵務部長は軍管区の職であり、方面軍の職にはない。

中部軍管区司令官

• 河辺正三 中将：1945年2月1日^[2] - 4月7日^[3]（兼職）^{[注釈 1]}
• 内山英太郎 中将：1945年4月7日^[3] - （兼職）^{[注釈 2]}

中部軍管区参謀長

• 国武三千雄 中将：1945年2月1日^[2] - （兼職）

中部軍管区参謀副長

• 山之内二郎 少将：1945年3月1日^[4] - （本職）
• 磯村武亮 少将：1945年7月16日^[5] （中部軍管区参謀副長職のみ）^{[注釈 3]}
• 宮野正年 少将：1945年7月 - 9月3日^[6]（中部軍管区参謀副長職のみ）
• 三好康之 少将：1945年9月10日^[6] - （中部軍管区参謀副長職のみ）^{[注釈 4]}

中部軍管区兵務部長

• 松浦豊一 少将：1945年2月1日^[2] - 3月31日^[7]
• 秋山義兌 中将：1945年3月31日^[7] - 7月5日^[8]
• 毛利末広 中将：1945年7月16日^[5] -

中部軍管区兵器部長

• 宮尾幹 大佐：1945年1月29日^[9] - （本職）^{[注釈 5]}

中部軍管区経理部長

• 佐藤勇助 主計中将：1945年1月29日^[9] - （本職）

中部軍管区軍医部長

• 石井義章 軍医少将：1945年1月29日^[9] - 3月1日^[4]（本職）
• 田中巌 軍医中将：1945年3月1日^[4] - 4月7日^[3]（本職）
• 杉野耕平 軍医少将：1945年4月7日^[3] - 10月19日^[10]（本職）^{[注釈 6]}
• 田中巌 軍医中将：1945年10月19日^[10] - （兼職）^{[注釈 7]}

中部軍管区獣医部長

• 林伊兵衛 獣医少将：1945年1月29日^[9] - （本職）

中部軍管区法務部長

• 鈴木忠純 法務少将：1945年1月29日^[9] - 4月1日^[11]（本職）^{[注釈 8]}
• 大田原清美 法務少将：1945年4月1日^[11] - 7月12日^[5]（本職）^{[注釈 9]}
• 山上宗治 法務少将：1945年7月12日^[5] - （本職）