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亀戸梅屋敷

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亀戸梅屋敷(かめいどうめやしき)は、江戸時代亀戸に実在した「梅屋敷」と呼ばれる別荘をモチーフに建てられた商業施設。

概要 亀戸梅屋敷 kameido-umeyashiki, 店舗概要 ...

亀戸地域の5つの商店街が連携して地域活性化に取り組む「亀戸いきいき事業協同組合」が運営主体となり、亀戸の地元住民と観光客誘致を企図している[1]

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亀戸梅屋敷全景

概要

亀戸梅屋敷は、かつて江戸時代に亀戸に実在した「梅屋敷」と呼ばれる別荘をモチーフとして建てられた。当時の梅屋敷には約3600坪の広大な庭園があり、梅の木が庭一面に植えられていた。江戸時代に活躍した浮世絵師の歌川広重は梅屋敷の情景の虜となり、数々の作品を残している。なかでも晩年の大作、名所江戸百景で描いた「亀戸梅屋敷」は後に画家のフィンセント・ファン・ゴッホが模したことでも有名である[2]

亀戸梅屋敷は下町情緒を漂わす純和風建築で敷地面積は約400坪。建築材には江戸時代から貯木場として栄えた江東区木場を思い浮かばせる銘木を数多く使用している。施設内には物販コーナー、展示ギャラリー、伝統工芸実演コーナー、観光案内所、休憩所、多目的ホールを備えており、水陸両用バス・観光バス・人力車の発着ターミナルとして活用できるよう配慮されている[1]

施設の紹介

  • 福亀館 - 亀戸の見所案内と、名産物を販売する和風造りの施設である。亀戸は創業二百余年の老舗から話題の新味まで取り扱い商品が多彩であり、それらの中には「亀戸梅屋敷」だけの限定品も見られる。
  • 文芸館 - 地域住民・観光客が集う場として、気軽に利用できるくつろぎ空間。各種イベントや展示会も開催される。
  • 多目的ホール - 会合から講演会、各種展示会まで、催事内容に合わせてレイアウトができるホールである。
  • 浮世絵サロン - 浮世絵作品に囲まれた空間に、天然の秋田杉のテーブルを設置した趣のある室内。亀戸散策のご休憩、喫茶に利用できる[3]

梅咲き誇る清香庵

梅屋敷は、もともとは本所(墨田区)の商人、伊勢屋彦右衛門の別荘で当時は清香庵と称していた庭園に梅が多く植えられていたため、「梅屋敷」と呼ばれるようになった[4]

当時300本もの梅の木が植えられ、梅の名所として名をはせた。が地を這うごとき形状の梅の古木「臥竜梅」が有名で、水戸光圀の命名と言われているる。土産物として梅干しが売られていた[5]

運営・亀戸いきいき事業協同組合

亀戸梅屋敷は「亀戸いきいき事業協同組合」により運営されている。

24組合員(2021年12月現在)により構成され、年会費は2万円。組合員として、物販の販売委託契約書を締結し、一つは物産品等を販売する形をとる。もう一つは物販の販売委託契約は締結せず、一組合員として加盟して運営に協力する形がある。

月1回定例会を開催し、組合員相互の交流と亀戸梅屋敷のより良い運営のための話し合いをしている[3]

交通アクセス

鉄道

総武本線および東武亀戸線亀戸駅から徒歩7分

バス

里22、草24、上26、門33、南千48系統「亀戸四丁目」停留所より徒歩1分[6]

脚注

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