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亭主元気で留守がいい

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亭主元気で留守がいい(ていしゅげんきでるすがいい)は、夫婦関係を表す言葉。

概要

にとっての夫婦の間柄というのは、夫というのはを入れるだけで良く、家にいない方が都合が良いということを意味する[1]。夫には元気で働いていてほしいという考えもある[2]

この言葉はテレビCMから生まれた言葉であった。そこでの場面は夫が留守の間の妻は元気はつらつで、夫の沽券を徹底的に笑いのめし、亭主元気で留守がいいと叫ぶというものであった。『タンスにゴン』(大日本除虫菊、2025年現在の『ゴンゴン』シリーズの前身)のCMで用いられ、1986年に1番人気のテレビCMであった。この言葉で大日本除虫菊の社長であった上山英介は、1986年の新語・流行語大賞で銀賞を受賞[3]。CMでは架空の町内会婦人部の集会での今月の合言葉として唱えられていた。夫は妻にとっては厄介者で、家の中では世話を焼かせる存在であるためにどこかに行ってくれ、でも金は入れてくれというのが理想であった。この時代はまだ家庭内での男の権威は認められているからこその発言であった。だが後の時代には男女平等となったことから、夫も子育てや家事や高齢者の世話などやることが山積みとなったために、留守になりたくても家を空けておくことはできなくなった[4]

小学館によって行われたアンケートでは、実際にこの言葉どおりに思う人というのは約半数であった。この言葉の通りに夫が家にいない方が良いと思う妻もいる。夫が家にいても家事を手伝ってくれなかったり、夫が家にいれば子育てのペースが合わないなどで夫が家にいない方が良いと思っている。自由な時間が少ない妻は、夫が留守にして1人で過ごしたいという人もいる。ある程度は距離を置いた方が良い関係を築けるという考えもあり、マンネリ化を防ぐためにもそれぞれが1人で過ごす時間も必要という考えもある[5]

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脚注

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