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今井源衛
日本の教員 ウィキペディアから
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今井 源衛(いまい げんえ、1919年2月16日 - 2004年8月12日)は、日本の国文学者。学位は、文学博士(九州大学・論文博士・1971年)(学位論文「王朝文学の研究」)。九州大学名誉教授、梅光女学院大学名誉教授。1989年勲二等瑞宝章受章。
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略歴
三重県四日市市に生まれる。1943年第一高等学校卒業、1947年東京大学国文科卒業、大学院進学、高校教師を経て、1953年清泉女子大学助教授、1956年九州大学助教授、1971年「王朝文学の研究」で、九州大学より文学博士の学位を取得[1]、教授昇任。1978年文学部学部長、1982年定年退官、梅光女学院大学教授。1989年勲二等瑞宝章受章。
『源氏物語』をはじめ、王朝物語研究における一方の雄だが、日本古典のレズビアン物語とされる『我身にたどる姫君』の訳註を行ったり、論文「女の書く物語はレイプからはじまる」(『王朝の物語と漢詩文』収録)で、『源氏』などのセックスの多くは強姦であると論じて、三田村雅子らの反論を呼んだ、大胆さをもった研究者であった。
2003年より『今井源衛著作集』が刊行(長年の中断をはさみ)2019年に全14巻で完結した。
孫の今井憲一郎はインターネットコメディアン“流刑地”として活動している。
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著書
- 『源氏物語の研究』未來社 1962
- 『紫式部』吉川弘文館・人物叢書 1966、新装版1985
- 『花山院の生涯』桜楓社 1968
- 『王朝文学の研究』角川書店 1970
- 『紫林照径 源氏物語の新研究』角川書店 1979
- 『国文学やぶにらみ』和泉書院 1981
- 『王朝の歌人3 在原業平』集英社 1985
- 『王朝末期物語論』桜楓社 1986
- 『源氏物語の思念』笠間書院 1987
- 『王朝の物語と漢詩文』笠間書院 1990
- 『源氏物語への招待』小学館 1992、小学館ライブラリー 1997
- 『紫林残照 続国文学やぶにらみ』笠間書院 1993
著作集
- 『今井源衛著作集』全14巻、笠間書院 2003‐2019
校注・訳註
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参考文献
- コトバンク
- 今井源衛教授略歴 (今井源衛教授退官記念特輯) 「文学研究」1983-02
脚注
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