今井珠泉

今井 珠泉（いまい しゅせん、1930年1月14日 - 2023年1月15日）は、日本の画家。広島市立大学名誉教授^[1]、尾道市立大学名誉教授^[1]。本名は、今井昭吾^[2]。

来歴

福島県白河市生まれ^[2][3]。1947年、旧制白河中学校（現 白河高等学校）を卒業^[2]。1956年、東京藝術大学美術学部日本画科卒業^[2]。在学中は、前田青邨に師事した^[4]。

同年、院展に「禮拝」が初入選^[1]。1969年、愛知県立芸術大学助教（- 1971年）^[2]。1978年と1988年に紺綬褒章を受章する^[1][2]。1992年・1994年・1999年の三度にわたり、日本美術院賞（大観賞）を受賞する^[1]。2003年10月30日、日本美術院同人に推挙される^[1]。2009年、院展に出品した「静日（イヌワシ）」「静夜（流氷）」が文部科学大臣賞を受賞する^[1]。2010年、三度目の紺綬褒章を受章^[1]。2013年、院展に出品した「流氷幻想」で内閣総理大臣賞を受賞する^[1][3]。史上初の福島県出身の受賞者だった^[3]。

このほか、法隆寺金堂壁画の再現模写や高松塚古墳壁画の現状模写など、文化財の保存・修復にも貢献した^[2][4]。

2021年、白河市で初めてとなる名誉市民となった^[4][5]。